もったいない
「材木を運ぶ機械が欲しい! 要林産とは名ばかりで、まだ材木を扱うことができない」と事あるごとにボヤいていたところ、いつもお世話になっている方から林内作業車が捨てられそうになっているとの画像つきメールをいただきました。しかもその方は、所有者に問い合わせまでしてくれて、とにかく私から一度連絡をしてみる、ということになりました。
トラックで引き取りにうかがい、必要があれば迷惑は一切かけない旨の文書も出します、とお願いしたのですが、結局、とても丁重に断られました。担当の方は「個人的には何とかしてあげたいが」という雰囲気でしたが、「修理しようがなくて、企業として処分を決定したものなので」ということでした。
見た目はクズ鉄でも、少し手を加えるだけで命を吹き返しそうな機械がまだどこかにあるかもしれません。もちろん商売ですからきちんと資金計画をたてて、市場でそれなりの機械を探すというのがあたりまえですが、とにかく今はまだその体力がないし、先に揃えたいものもあります。しばらくはこうした機械探しが続きそうです。
日頃から、しがない素材生産業者のことを忘れずにいてくれる人がいると思うと、ほんとうにありがたく感じられる知らせでした。