暮れの餅つき
9の付く日は苦餅ということで、通常餅つきは行なわないそうですが、この日に恒例で行われている餅つきに参加するため、群馬県の上野村というところまで行ってきました。
田舎でも機械の餅があたりまえになってしまい、こうした臼と杵でつく姿が年々見られなくなっています。でも村に暮す人たちはこの臼と杵でつく餅の味の良さを忘れられない…。ということで、毎年ここでは村のお年寄り家庭からの注文に合わせて都会から来たひとたちがレジャー感覚(準備する人たちはそう気楽ではありませんが)で餅をつきをしています。
ご覧のとおり、ふた臼で常にひと臼3人体制でつき続けます。午後3時までかかり、70臼以上の餅をつきました。みなさまおつかれさまでした。
コメント
Posted by: 山本育乃 [ 2008年1月 6日 00:22 ]
やっと要さんのページにたどり着きました。お久しぶりです\(^o^)/
相変わらずボランティア精神旺盛で頑張っておられる様子に拍手喝さい!
今年もよいお年でありますように
Posted by: かなめ [ 2008年1月 6日 06:15 ]
山本さん コメントをありがとうございます。
この餅つき、実は昨年は仕事にかまけてサボってしまったのですが、やはりここに行かないと雰囲気的に年越しができない体になっているらしく、今年はとても爽やかな気分で年を越すことができました。
「ボランティア」という言葉を拝見し、改めて考えてみましたが、ここに参加する人々の多くは、餅つきで汗は流しますが、皆さんそれには代えられない貴重な何かを持って帰ります。そして村の皆さんも、薪で蒸し、臼と杵でついた昔ながらの餅を食べることができる…。
明確な義務感がありながら、ちょっぴりレジャー感覚で、いつもどおりの何かが維持されてゆく。こうした地域間の無形のつながりのようなものが自然に発生することが、日本の大部分の田舎がかかえている問題を乗り越える糸口なのだなぁと改めて気づいた次第です。