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そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

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作業道の勉強会

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山から木を出し易くする方法として、山を壊さないよう配慮した作業道を、なるべくお金をかけないようにたくさん入れるということがいろいろなところで試みられています。そうした試みの紹介ということで、佐久林業士会主催の作業道の勉強会がありました。


 視察現場は、昨日書き込んだ大ベテランチームの地元。しかも今回はそのベテランチームとはまったく別の動きであり、森林の所有者自身が本業の合間に自分で道を入れ、手入れをしているというではありませんか。 低迷しているカラマツ林業界にあって、何と層の厚い村なのでしょう。


 多くの地域で、山の木はあまり使われないままドンドン育っています。植えられてから40年を過ぎ、木がたくさん使われた時代ならば伐期と呼ばれる収穫時期を迎えているのですが、今のところもう一度間伐する、というのがとりあえずの戦略になっている地域が多いのではないでしょうか。そこで、世に出せる(利用できる)大きさになったものを山に捨てるのはもったいない…と言うことで、これからのことも考え、とにかく間伐した木を山から出して使うことが課題になっているわけです。


 午前中は、県の普及関係者による四万十方式と呼ばれている作業道の実例報告と、生産のための手法に関する展望をうかがい、昼食後現地に移動し、軽トラ仕様の作業道をたっぷり見せてもらいました。


 それにしても、我が家から車で30分のところにこんなに山に情熱を持った人が居たなんて…。しかもこの所有者自身も、情報面では出版物から独学するという孤立状態でした。13年目にしてようやく知った隣人の存在と合わせて、ネットワークの不足を強く感じた一日でした。

コメント

Posted by: こーりきー   [ 2007年12月 6日 09:12 ]

川上村が
県内の3つの村と
それぞれの樹種の
森林提携をしたとか・・・・??

Posted by: かなめ   [ 2007年12月 7日 05:52 ]

こーりきーさん 返信遅くなってすみません。

そうなんです。オラホの村長は大したアイディアマンでして、しかも木や山が大好きときているので、4日の信濃毎日新聞に載ったような企画がどんどん進んでゆきます。

川上に来ると、ちゃんと根羽村の森がありますので、こちらに来ることがありましたらご案内します(普通のカラマツ林ですけど)。

話題性という点でも凄いけれど、本質はそれぞれで収穫された木を、お互いの地域の学校の目に触れ易い場所に使うことで、子供の頃から知らず知らずのうちに県内各地の木への愛着が育まれる、という仕掛けですね。

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そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

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