蛾の幼虫による食害
カラマツがもう黄葉?と思いきや、時期が早すぎるうえに、葉の色が一気に枯れたような茶色になっています。
地域の民有林76,139haのうち、62%(47,528ha)が人工林。この日本全体の森林の状態を代表するような数字が示すのは、その木を餌資源とする昆虫にとって、自然界では有り得ない規模の大繁殖の場が作られている、ということです。
カラマツの葉を食べる昆虫は何種類か知られているのですが、今年うちの村で大発生しているのは、口から糸を吐き降下してくる終冷幼虫の色の感じでは、どうやらカラマツマダラメイガのようです。図鑑などによれば、木の勢いは弱るけれども、枯れてしまうことは無いとのことですが、私には、生産のことだけを考えて改変されてしまった森を、大自然が自ら修復しているように感じられます。
9月6日撮影
10月8日撮影