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そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

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放鳥

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リハビリ中だったシロハラミズナギドリを静岡の海に放鳥しました


 9月7日、村のデイサービスの担当者が、駐車場で鳥を拾ったと連絡してきました。図鑑で確認すると、日本では小笠原などで繁殖しているとされるシロハラミズナギドリ。いわゆるバリバリの海鳥です。恐らくは台風9号に巻き込まれここまで運ばれてきたのでしょう。

 引き取った当初はグッタリしていて、目もつぶったままでした。村のスーパーで餌になりそうなワカサギを買い、さっそく地方事務所の担当部署に連絡をとり、獣医さんに目の診療もお願いしました。幸い目は無事なようなので、野生復帰めざし保護飼育にとりかかりました。


 いつもあることではないので、信濃毎日新聞社に電話をし昨日(11日)の朝刊で扱ってもらいました。狙いはただひとつ、「野生生物の保護飼養というものがあるのだ」ということをもっと広く一般に知ってもらうためです。野生状態からの脱落は、彼らにとってたとえ命はあっても「死」を意味しているのかもしれません。ですから、このような保護は、極端に言ってしまえば、やっているものの自己満足なのかもしれません。でもなぜか、一人でも多く、野生生物の豊富な地域で傷病鳥獣救護の仲間が増えることを私は願っています。


 今回のシロハラミズナギドリは餌を自力で食べなかったので難儀しましたが、強制給餌が功を奏したのか体力は順調に回復し、昨日朝、三保の松原から元気に旅立ってゆきました。
 台風には用心しろよ。

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そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

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