山村起業
このたび文字どおり山村起業を果たしましたのでお知らせします。屋号は要林産(かなめりんさん)としました。ダサいと言う人も居ますが、何より村の人(特に私よりも目上の人たち)に覚えてもらい易いことと、「林産」の二文字は絶対に外せなかったので、このような名称になりました。信州そまびとクラブ同様、どうぞよろしくお願い申し上げます。
個人事業主といえども独立開業となると歩きまわらなければならないことがあり、それに加えてこの一週間はゆっくりパソコンに向かう時間もなかったので、すっかりごぶさたしてしまいました。ようやく村内の現場に定着することができそうな工程になってきたので、今後は、山村起業のあれこれをリアルタイムでお送りすることができるかと思います。
信州そまびとクラブの専従職員は退職しましたが、今までどおり理事の立場が続きますので、そちらの話題もお送りし続けることができるかと思います。他のメンバーに我儘を言い退職させてもらったのは、あるできごとをきっかけに「この4年間で、村に暮しているというだけで、すっかり村人ではなくなってしまったのではないか」と反省したこと。そして「往復80キロを通勤するきこりであること」にケリをつけたかったことが大きな理由です。
この6月1日に山村起業をした本人の「山村起業」レポートをお楽しみに。
コメント
Posted by: 西田@日吉 [ 2007年6月13日 23:30 ]
起業おめでとうございます。
往復80キロを通ってられたのですね。
同じく、私も丁度80キロです。^^
このくらいの距離になると、京都では現場と雨の状況が違います。
さらに現場へ到着すると一仕事終えたような疲労感があります。
保育園へお迎えに行く時は、時計が気になってミーティングそっちのけで帰宅しますし、住んでいる場所とのつながりは希薄になってゆきます。
引越ししたいな~と思っている今日この頃です。
Posted by: かなめ [ 2007年6月14日 03:15 ]
西田さん 早々にコメントと祝福の言葉をありがとうございます。
・・現場に到着すると一仕事終えたような・・
まったくその通りの感覚でした。私の場合は運転が大嫌いなので、その分よけいにストレスになります。疲れた日は帰宅途中に車を止めて仮眠することもあったほどです。
引越しを考えることができれば良かったのでしょうが、せっかくたどりついた地域社会を抜きには、今後の暮らしをイメージすることができないので、仕事仲間に我儘を聞いてもらいました。
Posted by: こーりきー [ 2007年6月15日 11:38 ]
おめでとうございます。
かなめさんが珍しく更新しないから何かあるんだろうなぁ
とは思っていましたが。
ご自分で山村起業なさるとは・・
実は私も
運転嫌いなのです。
ストレスになる・・とてもよくわかります。身体によくありません(^^)
正解だと思いますです
まぁ
私も宿業とはいえ、山村で起業をしている人間として・・・
ぜひ
自分の好きなことを
好きな場所を
仕事に・・
ドンドンしちゃってくださいませ。
それが
唯一・・大変に決まっているのに起業してしまったものの
楽しみです。
ハハ
そんな気がよくしています。
Posted by: yuni [ 2007年6月16日 21:43 ]
「要林産」創業おめでとうございます。
看板の名前はとても大切だと思います。地域の林産の「要」を担うことを期待したいと思います。
通勤距離が短くなったかわりに、交流距離は延ばしていきましょう。
ぜひまた北安曇の杉を伐りに来てください。
Posted by: かなめ [ 2007年6月18日 18:49 ]
こーりきーさん、返信が遅くなりすみません。消えたコメントを、また書き直しますね。
運転は、身体的なストレスもさることながら、化石燃料を大量に燃やしていることへのストレスも大きかったのです。そして貴重な時間が運転の為に費やされることもとても憂鬱でした。木炭車だったらもっと運転を楽しんだかもしれません。
…自分の好きなことをドンドン仕事に…
はいはい、せっせと仕事を楽しませていただきます。
Posted by: かなめ [ 2007年6月18日 18:51 ]
yuniさん、コメントと激励の言葉をありがとうございます。みなさんお元気のようですね。
草との戦いが終わりましたら、交流距離を延ばします。また、できれば雪の無い時期に北安曇の杉を伐りに行きたいです。
Posted by: 星野博 [ 2007年8月22日 18:08 ]
要林産 とても良いお名前だと思います。個人のお名前自身が良いということもありましょうが、お名前と意味するミッションとがクロスしている感じです。
ご自身で色々すべてなさるのは大変でしょうが、遠く尾張の地より、エールを送らせていただきます。
Posted by: かなめ [ 2007年9月 9日 17:37 ]
星野様
コメントいただいたのに、返信しなかった無礼をお許しください。
「林産」がついた会社の数を、例えば昭和40年と平成18年で比較することってできるのでしょうか。必ずしもその数の差が林業の衰退を表すことはないにしても、激減しているに違いないと思うのです。
まだ、「気持ち」ばかりのミッションですが、いずれは地域材を売り物にしてゆきたいと考えています。