早朝のバードウォッチング
以前紹介しました隣隣村にある山村留学センターの小学生と、朝6時半からバードウォッチングを楽しんできました。
10年近く前、フクロウの生息調査で聞取りに飛び込んだ私に、センターの指導者が「子供たちに鳥の話をしてください」と言ったのがきっかけで、毎年のお付き合いが続いています。
子供たちは、山村生活をするようになって身の周りに鳥の気配が増えていることをハッキリと感じています。ひとつひとつの鳴き声の主を紹介すると、その興味がみるみる膨らんでゆくのがわかります。
5月12日の朝は、車のウインドガラスが薄っすらと凍るほどの冷え込みでした。手前の重武装の一年生は双眼鏡で遠くの鳥の巣を探しています。
毎日6時半から行われる「朝の会」で、ある朝、指導者がカラマツの梢に見慣れない鳥の巣を発見しました。それまで確認されることのなかったアオサギ営巣の知らせは、もちろん即座にかなめさんのところへ届きました。
図鑑で解説する鳥好きのおじさん…。「では、なぜみんなが住んでいる町よりも、この村には鳥の姿が多く見られるの?」などと問いかけます