地域での説明会
森林所有者などが自発的に伐採、造林、保育などの計画をつくり、それが市町村森林整備計画に適合し、一定の基準を満たす場合、市町村長などによる認定を受けることができる森林施業計画という制度があります。認定された計画に従って施業が行われると、税制などの支援措置を受けることができます。
一昨日の環境フェア終了後、佐久市内のある地域の公民館におじゃまして、この制度や信州そまびとクラブの山の手入れに対する考え方などを、区の役員のみなさんに説明させていただきました。
「山が普段の生活から遠のいてしまい、今では区の山の境界がわからないことに不安を感じている」「皆が勤め人になってしまったことで、山との関わりが年に一度の全体作業だけになってしまった」等等、この日耳にした役員さんの不安や相談は、ある意味で、そのままこの国全体の森林所有者の意見を代表しているようにも思います。
私たちからは「この先輩たちが育んできたかけがえのない資源を、これからも大切に活用し続けるための計画をたてるお手伝いをさせてください」とお願いをし、区の皆さんが集まる場に諮っていただくことになりました。
実は、この施業計画を立案することが、法人設立から4年間なかなかできずにいたのです。計画的な資源管理の担い手となるチャンスが、ようやく私たちのところにもやってきました。