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そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

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総会準備

4月28日に行う総会の準備がすすんでいます。いうまでもなく、この一年間をふり返り、目標値と照らし合わせて反省と評価を行い、それに基づいてこれからの一年、また必要に応じ長期の視点で計画と予算を立てる。それらを、日頃から支援してくださっている会員の皆さんに報告する。という会合が総会です。

 が… ミッションを掲げ、毎年予算を組んでいても、結局は食べることに精一杯になってしまい、目標がどの程度達成されたのか、達成されないとすると何をどう直さなければならないのか、などがわからず、とにかく前年の達成値を目安に、毎年少しずつ予算の目標を現実的な値に調整してゆくといのが、今までの流れです。

 そうは言っても、運営して5年目ともなると、いろいろなことがわかってきました。たとえば事業のバランスです。
 そまびとクラブの事業は、比較的収益性の高い事業(たとえば請負い作業)で得られたものを、収益性が低いか、または無い、それでいて公益性が高く有用と考えられる事業の人件費に注ぐ、という方法で進められているのですが、昨年度一年間に行った147の全事業に従事した人工を分析すると概ね収益のある事業7に対して、収益の無い事業3という結果が出ました。そして、運営してみた実感では、現体制ではこのあたりが限界ではないかな、ということがわかります。
 今年度からは、会計担当者の頑張りのおかげで、この147の事業ごとの収支が一目でわかるようになりました。このようなデータをもとに、新年度の経営戦略をたててゆきたいと考えています。

 来週には、反省と計画のダイジェストをこのページでお知らせすることができると思います。

コメント

Posted by: leaf   [ 2007年4月26日 10:23 ]

今年で5周年目でしょうか?おめでとうございます。
28日ですが、こちらでも打合せが入ってしまい残念ながらお邪魔することはできなそうです。

ところで以前もお話ししたのですが、私の考えでは、必ずしも収益性の高い事業=公益性の低い事業 ではないと思いますよ?(逆もしかりです。)むしろ、世の中のために必要な仕事は「食っていける」仕事であるべきだと思っています。
ただ、どんな仕事にどれだけの費用の保証があるか、またその出所などは、残念ながらその仕事をする「担い手」の側から選ぶ余地は少ないのが現状かと思いますが…
理想は、公益性の高い仕事に対して応分の費用負担が(どこからであれ)なされることだと思いますので、なかなか難しいですが色々考えていきたいですね。

Posted by: かなめ   [ 2007年4月29日 17:48 ]

 leafさん、お祝いの言葉をありがとうございます。まる4年やってこられたのも、leafさんをはじめ、大勢の皆様のおかげです。今後も変わらぬご支援をお願いいたします。

 これからの5年目も乗り越えることができたら、ささやかながら5周年記念行事を行いたいと思います。またお誘いしますので、よろしくお願いします。
 
 私も、収益性の高い事業=公益性の低い事業とは考えていませんが、公益性が高いことであるにもかかわらず、収益の伴わない(場合によってはまったく伴わない)ことがあるのが世の常ではないでしょうか。実際、以前勤めていた事業体では、収益性を理由に、たいへん重要であると考えられる事業への取組みを却下された経験があるのです。
 そういう世の中の「穴」のようなものを埋めてゆくことと同時に、そのようなところへもお金が流れてくる仕組みづくりをすることも、私たちの仕事だと自分に言い聞かせてはいるのですが、何事も時間がかかりますよね。

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そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

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