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そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

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安全祈願

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山で働いていると、この国の人々は神(あるいは山かな?)に見守られて
いるのだな、と実感することが少なくありません。どういうきっかけが
あるのでしょうか、林道ぞいにはこのような祠をあちこちで目にすることが
できるのです。


 新しい現場に入ると、そこここに祀られている神々に、作業の安全を祈願
します。そういえば、林業作業士の研修の修了レポートに「祈り」という題名
で発表していた仲間が居たことを思い出しました。
 
 どんなに注意していても、予期できない危ない目にあう事がけっこうあり
ますので、こうした「祈り」の気持ちや、山への畏敬のような感覚が自ずと
あらわれるのでしょう。


 神はあちこちで、里に降りてくると言われている春までのあいだ、山で仕事を
する者たちを見守ってくれているのでしょう。


 明日から2泊3日で、そまびとクラブ4人衆は横浜へおじゃまします。
旅先でも無事に作業をすすめられますように。

コメント

Posted by: 弥生杉   [ 2007年1月30日 20:22 ]

こないだ読んだ本に、神様は天界と地上を杉を伝って行き来するって書いてありました。そっかー!せやから神社には杉が植えてあるんやーって思いました。私は今とっても杉が好きです。
さて、奈良県の川上村では山の神は女の神様(イワナガヒメ)ですが、長野県の川上村はどんな神様すかしら?八百万の神がいる日本、一神教じゃない日本人の心が私は好きです。

Posted by: かなめ   [ 2007年1月31日 06:06 ]

 弥生杉さんのところでは、イワナガヒメさんが杉を伝っておりてくるのですか。
 なんだかムササビみたいですね。

 信州川上郷では、祠や鳥居を見ると、たいてい大山祇神(オオヤマツミノカミ)と書かれています。
 書物を見ると、この神様はいざなぎのみことの子(たしか娘)とも書かれています。
 でも、本当は山の神様たちは「どの神がどの神の子で、なんたらと戦ってどうのこうの」という人間が名付けたり、神話を記す以前から、その土地の人々とともにあったようですね。
 そのことは、山で働いてみると即座に感じることもできます。弥生杉さんのように感性の優れた人は、とっくにビンビン感じているとは思います。


 宮崎アニメ「千と千尋…」には、イワナガヒメや大山祇さんは出演していたのでしょうか。
 私は、風呂に入ってサッパリしたあと、「良きかな~」と言って帰って行く、翁の顔をした神様のファンです。

…おっと、ぜんぜん関係ない話題でした。

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そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

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