振動病検診
はくろう病という言葉を知っている世代は、何歳ぐらいの人まででしょうか。
昨日は年に一度保健所で行われる、地域の振動病検診に行ってきました。
受付開始時刻の8時半に会場に行ってみると、そこはもう検診をまつ佐久地域の山師たち約30人でごったがえしていました。そまびとクラブを受け付ける日以外にも、検査は5~6日間行われるので、単純に計算しても述べ100人を超える人たちが検診を受けるということになりますね。
検査の最後に、医師による総合診断があり、私は要観察ですが、今のペースで仕事を続けても大丈夫、と言い渡されました。
指の動きを測る「タッピング」という検査です。こういうマシンがあるのも、林業のある地域ならではでしょうか
一定時間つめを圧迫したあと、皮膚の色がもとにもどる時間を計測する「つめ圧迫」という検査
コメント
Posted by: こーりきー [ 2006年12月21日 17:21 ]
針で指の甲つついて痛みを調べたり
握力調べたりする
という
・・あれですよね。
そうですか、今では「つめ圧迫」なんですか?
昔炭坑で良く行われていたという話を聞いた覚えがあります
一度なってしまうと、なかなか治らずに
労働をあきらめざるを得ない人がいっぱいいたとか・・・
昔と違い
最近は労災認定もあるらしいですね
Posted by: 西田@日吉 [ 2006年12月21日 23:50 ]
こんにちは。
私も先日、検診を受けてきました。
しかし、この検診。
近い将来消滅するかも知れません。
今年の林業機械展で聞いた話しですが。
近頃はチェーンソーの性能も上がり防振対策という点では一定の水準に達していて、北欧周辺で今問題になっているのは、むしろ騒音対策なのだとか…。
それで、振動病に対する国からの手当てというのは新規患者に対してはつかないそうです。
そのような四方山話はさておき。
私の検診結果ですが、右手の振動覚が若干鈍っていました。
う~ん。(汗)
Posted by: かなめ [ 2006年12月23日 15:32 ]
こーりきーさん
ちなみに、振動病健康手帳にある検査項目を並べると
維持握力、把み力、手指皮膚温、爪圧迫、脈波、痛覚、
振動覚があり、他にも通常の健診で行われる検尿、
視力、血圧、心電図などがセットで検査されます。
このうちの、痛覚が、針の触る圧力を段階的に高めて
いって、どのぐらいで感じるかを確かめるやつです。
とくに痛くて辛い内容ではありませんでしたが、ここ
数年、やらなくなったみたいですね。
ところで、この検査で労災認定されるレベルの人は、
検査なんか受けなくても、すでに働くことはできない
ぐらい手がボロボロの人しか居ないと思いますよ。
私はまだ「ときどきモノを落とす」レベルですから。
予断ですが、この検査項目を列記した表には、「常温下」
と「負荷後」と書かれている欄があるのですが、何を
意味しているか想像できますか??
これが恐ろしいのです。「負荷」とは、氷水に一定時間
(最大10分)手をつけることを意味しています。
任意の検査だったようですが、気の弱い人はなし崩し的に
検査を受けて、痛い思いをし、検査で具合が悪くなる場合も
ありました。 だって、10分ですよ。 ほとんどモルモットの
ような世界でしたが、最近はあんまりやらなくなったみたいです。
Posted by: かなめ [ 2006年12月23日 15:33 ]
西田さん
山師どうしが、ブログで振動病について論じる時代が来て
いることに、妙に感動してしまいました。これからも
よろしくお願いいたします。
西田さんは、振動覚に鈍りが出ているとの事、他のバネ指
などの症状はまだ出ていないでしょうか。
私は、山に入って数年めに、朝のこわばりと手の平の痛みが
かなり酷くなり、医師にバネ指の診断も受けたのですが、
偶然、その時に大怪我をして、数ヶ月静養している間に
症状が消えてなくなりました。
日本の林業の場合、振動病はチェンソーによるものよりも
むしろ草刈機によるところが大きいように思いますが、
いかがでしょうか。私は、その夏の草刈の事業量が如実に
冬の手の痛みに現れるタイプです。
Posted by: せんば [ 2006年12月24日 03:11 ]
すごい話が繰り広げられていますが、
現実なんですね。
いわゆる”ろうそく病”のことですか?
(以前、近所の材木店に、
長野で持ち帰った丸太を背割りしてもらえないか頼んだときに、
”気をつけなよ”と言われた病気)
何かいいマッサージ方法とかないか、探してみます。
Posted by: かなめ [ 2006年12月24日 05:29 ]
せんばさん
心配かけてすみません、表現が極端すぎましたでしょうか。あまり気になさらないでください。
私自身、もう十年以上前から受けている検査ですし、先輩の例もたくさん見ていますから、対処法は十分承知しています。
職業病は、どんな世界にも大なり小なりあることかと思います。