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そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

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森の中の土俵と小学校

061205fujimi.jpg

周辺に約2haもの学校林(平地)を持つ羨ましい小学校を視察しました。長野県諏訪郡富士見町にある、富士見町立境小学校です。


 この学校では、校庭と地続きの林や、すぐ近くに地元から借受けた押立山(おしたてやま)の山林250haをフィールドとして、植樹作業、七夕集会(小面積ですが、学校林に孟宗の竹林まであるのです!)クリスマス集会、パン作り(間伐材で焼くようです)、竹細工、御柱祭などを行っているとのことで、平成17年度全日本学校関係緑化コンクール(学校林活動の部)で特選(農林水産大臣賞・日本放送協会長章)を受賞したそうです。

 そして、教頭先生が案内してくださった押立山には、再生された土俵がありました。江戸時代に、領主が領内見分のためにこの山に登った際行われた奉納相撲にならって、子供たちが森ので相撲をとるそうです。10月4日に行われた大相撲押立場所の様子が、学校のホームページに掲載されています。


 学校林に隣接する林も、所有者が自発的に業者に依頼して除伐と整理を行っていて、見通しの良い、子供たちが遊びやすい環境になっていました。こういう取り組みは、緩やかに伝染するということがよくかります。

061205fujimi2.jpg
学校に隣接する(と言うより、林に学校が包まれているのですが…)林への入り口

コメント

Posted by: こーりきー   [ 2006年12月 5日 13:02 ]

>学校林に孟宗の竹林まであるのです!
って
これが一番羨ましい!!
森で作業していて、歩いていて、体験教育していて・・太い竹の育たないこの地域で一番困るのが・・水を飲む道具と「おたま」。
笹で工夫したり、イタドリ使ったり工夫はしますが、料理しても何をしても孟宗竹に優るものはないですねぇ。
ほんと
羨ましい。。
川上には細いのしかなかったような・・

Posted by: かなめ   [ 2006年12月 7日 19:37 ]

こーりきーさん

お久しぶりです。おぉー、孟宗に反応ですか。やはり見ているところが違いますね。竹があると、いろいろなものができて重宝しますが、推察のとおり私の暮らす村には孟宗はありません。

何年か前、地元高校生と竹林の手入れをしたとき、彼らが嬉しそうに竹の水筒を作っていたことを思い出しました。

Posted by: かなめ   [ 2006年12月 7日 19:39 ]

書き忘れました。まったく別件ですが、例のドイツ語の論文、細ーい糸ではありますが、可能性が出てきましたよ。あとで個人メールでお送りしますね。

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そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

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