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そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

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木花(きばな)が咲きました

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 本数調整伐の作業が着々と進んでいます。例年ですと、とっくに雪に降られている場所なのですが、先日テレビで放映された「the day after tomorrow」の予言どおり、と言うか示唆どおり、気候変動が予想を上回る速度で進行しているらしく、標高1600mの地点ではご覧のとおりまだ土が見えています。

 木についた水蒸気が凍る現象-たぶん霧氷の一種なのでしょうね-のことを、うちの村の山仕事の先輩たちは「木花(きばな)」と呼んでいます。稜線にかかった雲たちが後退してゆくと、今まで自分が居たことの証のように、雲の形そのままの木花の園が残ります。そしてやがてお日様の角度が高くなってゆくと、ハラハラと四角形の花びらのような霜の板が、木々から降ってきます。

 「この現場を早く片付けないと、次は雪を降らせるぞ!」北風の声に急かされながら、花びらの降り注ぐ尾根での作業が続きます。

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 17.5haのうち、図面内の太線の左側(西側)の作業が終わりました。図面右下の稜線は群馬県との県境線です。天気の良い日は前橋市にある群馬県庁がよく見えますよ