• 山村型起業解説
  • 事業アイディア
  • インタビュー「先人に学ぶ」
  • 農山村の背景情報
  • お役立ち情報・技術
 

そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

« 林業労働財団の説明会に参加 | Main | 支障木伐採 »

魚のつかみ獲り大会

060815river.jpg

♪ 夏が過ぎ 風あざみ
 誰のあこがれに さまよう

 近頃は、子供だけで川では遊んではいけない、という決まりがあるそうです。そんな気の毒な子供たちのお楽しみ会ということで、地域の公民館と小学校PTAの合同での、魚つかみ獲り大会が行われました。

 PTA役員ということで、前日に準備作業をしなければならなかったのですが、魚なんぞにまったく興味の無い私は、川に入るまでは「こんな、どうでもよいことのために時間を浪費したくない」と憂鬱でしかたありませんでした。

 ところが、ひとたびズボンの裾をまくって川に入ったとたん、少年時代が蘇りました。もしも、もう何十年も川に入っていない、という方がいましたら、川に入ることをお奨めしますよ。私たちの遺伝子の中に、川とのおつきあいが書き込まれていることに気づくでしょう。

 小さい子も、大きい子も、効率的につかみ獲りを楽しんでもらうためには、上手な川の瀬切り方があるようなのですが、こちらはそんな作法をぜんぜん知りませんので、他の役員さんにすべて判断してもらいました。魚の手配も、公民館長さんに完全におまかせで、情けない限りです。

 こういう行事でもないと、なかなか他の親たちと親しくなる機会が無いのがIターン者の辛いところでありますが、今回は川のノウハウに目覚めるのが遅すぎました。「こんなにも心おどるもの」とわかっていたら、最初からもっと真剣に取り組んでいたのに…。あぁ、もう夏は終わってしまう。

 魚を捕まえられない小さい子供には、どういうふうにして楽しんでもらうのか。魚を放す時期は十分に打合せができているか。魚を追い込みやすい瀬切り方は、どういう形なのか。地形は適切か等々。どんな遊びにも設計があることを、よーく勉強させてもらいました。

 ともあれ、この日川に入った子供たちは、日本最長の大河「千曲川の最上流」での川遊びという、貴重な原体験を持ち帰ってくれたわけです。いや、そんな理屈をグダグダ語るつもりはありません、とにかく楽しかった。 田舎の川に感謝!

コメントを投稿

profile

そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

お知らせ

要林産のホームページ somabito.jp をどんなものにしようか、現在思案中です。なにか良い案があったら、ぜひコメントに書き込んでください

2009年8月

S M T W T F S
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

カテゴリー

  • カテゴリを追加

最近のエントリー

最近のコメント

最近のトラックバック