林業労働財団の説明会に参加
緑の雇用担い手対策事業と、認定事業体についての説明会に参加してきました。こうした助成制度や融資制度の情報を得ることも、起業を有利に進められるかどうかの重要なツールです。林業に限らず、近頃では地域振興を目的にした様々な支援があるようですから、面倒がらずに有効活用することが、結果的には持続可能な社会の創造へとつながることになると思います。
長野県には、林業に従事しようとする人、あるいは従事している人の支援を目的にした「長野県林業労働財団」という機関があります(他県でも支援センターなどの名前で同様の組織があるようです)。信州そまびとクラブも、いっぱしの林業事業体として日頃からいろいろとこの財団のお世話になっていて、今回も説明会の通知をもらって、出かけてゆきました。
緑の雇用担い手対策事業は、林野庁が行う新規就労者に対するバックアップ事業で、そまびとでも、平成16年度にこの事業の前身である「緑の雇用担い手育成対策事業」で、2名の研修を完了しています。
今回は、一年目の研修修了者を対象に「技術高度化研修」という制度が用意されているということで、早速来年度の申し込みを検討することにしました。
また、認定事業体になると、様々な支援を受けることができるということで、説明を聞いた後、早速地方事務所に立ち寄り、申請ための書類をもらってきました。
コメント
Posted by: hideshi [ 2006年8月11日 18:18 ]
6回に亘る執筆ご苦労様でした。最後の投稿は県職員としてではなく、中山間地域の住民(都会からのIターン者を受け入れる側)として、考えさせられました。
こちらには、長野からIターンでいらっしゃった方が居ます。ご主人は森林整備に、奥様は公民館の嘱託として従事されており、ご夫婦で休日には自然関係のイベントを開催されています。まさにかなめ様のように!
このような素晴らしい方々に定住していただいたことを本当に感謝しているのです。
しかし、逆に、なじめずに出て行かれた方々も当然いらっしゃいます。
やはり受け入れる側が、対応をきちんと考えなければいけないと思います。
Posted by: かなめ [ 2006年8月16日 03:00 ]
hideshiさま。拙い文章をお読みいただき、ありがとうございます。
林業新知識への連載の機会をいただいたことは、ほんとうに良い勉強になりました。
都市から山村への移住は、今後ますます増えるのではないでしょうか。9月号では、それに関連してエラそうなことを書かせていただきましたが、甘えるつもりはありません。そして前向きでありたいです。
実はこの背景には20倍も30倍も伝えきれていない事実がある、ということを、いずれどこかでお話しさせていただきたいと思っています。そして、移住する側の心がまえが大切であることも、お伝えしたいことがらです。