木づかい運動への参加
今日、東京にある紙の問屋さんと、関係者による現場視察がありました。
問屋さんの名前は株式会社市瀬さんと言います。材木の運賃を紙の消費者に負担してもらうことにより、間伐の際に森の中に放置される材木を流通させ、国産材の利用率を高めるという試みに、私たちの関わっている現場の木を使うことができないか、ということで、日頃からお世話になっている、佐久市の大沢財産区の山と、現在材木を出している個人所有の山を視察し、地元のチップ工場も含めて、取材をして行かれました。
今回の様子は、林野庁の木づかい運動「国産材、使って減らそうCO2 3.9GREENSTYLE」や、様々な温暖化防止のための試みと合わせて、「エコロジーナウ」という本になって、来月紹介されるそうです。
現場はあいにくの雨降りでしたが、ついに訪れた、目に見えるかたちでの環境貢献のチャンスに、とてもさわやかな気持ちで対応している自分に気づきました。こうした実感や張り合いは、起業している者の特権ではないかな、とも感じた一日でした。
チップ工場を見学するみなさん。右は機械に飲み込まれてゆく木。左に出てきているのは剥かれた皮。
コメント
Posted by: まつもっちゃん [ 2006年5月24日 09:21 ]
こんにちは。
東京のある紙問屋さんのまつもっちゃんです。
現場視察にも参加させていただき、
そまびとさん達の志の高さに感動しま
した。
国産材を「製紙原料」として活用する
しくみを通して、
森に貢献できるように
ますます頑張りたいと思いました。
Posted by: みさわ [ 2006年5月24日 11:41 ]
はじめまして。
紙問屋のまつもっちゃんから紹介され、そまびとさんのHPをみました☆
大学4年のみさわと申します。
私も国産材普及に貢献したいと思い、
今はささやかですが、3.9ペーパーのメモを使用して周囲へ広めています。
そまびとさん今後も頑張って下さい。
私もがんばりたいと思います!
Posted by: りょう [ 2006年5月24日 22:40 ]
はじめまして。
鳥と森が好きな、りょう、と申します。
大学時代から自然系の活動に興味をもち、サークルやNPOで活動していました。“まつもっちゃん”とは同期です。
自分も将来は森づくりに関わって生きたい、森に住みたい!と思っている人間の一人です。
昔の人たちにとって森とは貴重な財産で、生活に欠かせないもの、「森づくり」は「生活づくり」そのものだったのですよね。
それ故に大事にしてきた。
今と昔で形は違えど、森を大事に利用しつつ、環境に貢献していけるという活動は現代の生活の中でも、とても意味のある事だと思っています。
ささやかながら、応援しております。
これからのアクションも楽しみです。
Posted by: かなめ [ 2006年5月29日 04:13 ]
みなさま、激励のお言葉をありがとうございます。そまびとクラブのかなめです。返信が遅くなってしまい、すみません。
先日は遠いところへの視察、どうもお疲れ様でした。私たちのとりくみに対し、「志」と表現していただき、恐縮です。実態は粛々と山仕事をしているだけなのですが、その言葉に恥じないように「おお、もっと勉強しなきゃいけないな」と張り合いになります。
今回、3.9ペーパーに接したことで、高く売れないから山に放置される材木に、付加価値を見出すことで、使う道をつけるということが、「こういうことなんだな」と良く理解できたように思います。
商売がら、特定の人たちとの出会いが多いだけかもしれませんが、自分の学生当時に比べ、近頃は学生の皆さんにも環境に関心を持ち、積極的に関わろうとする人が増えているように思います。気候変動など、深刻なことばかりですが、一条の光を見るようで楽しみでもあります。
りょうさん、はじめまして(ですよね)。「鳥と森」という表現に反応してしまいました。私も、20年ほど鳥を追いかけまわしています。森で働いていると、当然鳥が居ますので、時々仕事にならないことがあります(笑)。でも、この鳥という趣味があるおかげで、特別なモノサシを手にすることができているようにも思います。
こんな連載がありますので、良かったらご覧になってみてください。
そまびとの双眼鏡
http://homepage2.nifty.com/wbsuwa/iw67/binoc06.html