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まいど「森林楽校・森んこ」です。

楽力を身につけましょう!
楽力って、何だ?
Chichiのブログを読めば、分かるぞ。

2008年8月11日

若狭川紀行「どんぶらこ」第二話

以前お話ししたと思いますが、
若狭の水に関わるいろんなお話を
いろんな人からお聞きする講座を
始めました。

始めたのは、森んこでは無くって、
わかさWAKKAフォーラム・どんぶらこ実行委員会です。

私もその一員です。


今回は「川漁師のアユ自慢・川自慢」と題して
アユがテーマです。

聞き手は、福井県立大学のT 先生と
小浜水産高校のK先生。


3人の語り部さんに、それぞれのアユ漁の事や
川との付き合いのお話をしてもらいました。


どんぶらこ二話.jpg

三人三様。実にいい。たのしい。面白い。
活き活きとしたお話に、つい、聞き惚れてしまいました。


皆さんの手振り、身振り、語り調が
実に素直で、自然なんです。


お聞きしているうちに、
この先輩たちの人間味の豊かさは、
どこからくるんだろう。


これから、こんなに楽しく
年を重ねられるだろうか。


うらやましくも、
すこし、心配にもなりました。


自然の豊かさは、
こうも、人を豊かに育てるのか。


アユの習性や生態の面白さ以上に、
このアユに、魅了された人々の
魅力にすっかり、ハマってしまいました。


自然の豊かさは、人の生き方も豊かにする。
この事を、つくづく実感したひとときでした。


※天然アユと養殖アユの食べ比べもありました。
アユの食べ比べ.jpg

2008年8月10日

森は、霊的な場所

一人で、山(森)に入ると、
ゾクゾクします。


林道を歩いている時には、
全く感じないのに。


いったん林内に入ると、
ゾクゾクします。


物音に敏感になり、
全身の神経が研ぎすまされます。


それは人以外のものを
感じるからかもしれません。


以前(もう20年以上も前)
全国をバイクで一人旅しているときです。
和歌山の山奥で、道に迷いました。


山深い林道です。
沢があったので、バイクを道に止めて、
沢に下りていきました。


バイクが見えないほど下りたことに
気がついて、ハッとしました。


人気が全くないのです。
以前に人が立ち入った事のない場所
少なくとも、何十年(ひょっとして百年くらい)
も人が来たことのない場所


その時、初めて人の気配が無くなった時の
不安を体験しました。


一人で、山岳で修行する修験者がいると聞きます。
きっと、ものすごい体験をするんでしょう。


確かに、そんなところで、霊的なものを
体験したら、多少の事では、ビビらない根性が
出来るんでしょうね。


生も死も、超越してまうんでしょうね。
そんな気がします。

2008年8月 9日

アイガモ農法

近くでアイガモで稲作をしておられる方が
おいでだと、聞いて、早速出かけました。


突然、訪問したので、家の人がお出ででない。
どうしようと思っていたら、
ひょいッと、帰ってこられた。


訪問の用件をお話しすると、
こころよく、裏の田んぼに案内していただいた。


「いま、餌やったばかりやから、来るかなあ」
と、おっしゃって、いきなり
「ほーい。ほーい。こいこいこい」と
声をかける。


と、40センチほど成長した稲がざわざわ動いて、
でてくるでてくる。
ワイワイと集まる。
なんて愛嬌があるんだ。
つい、声を出して笑ってしまう。

ライブラリ - 5263.jpg


こりゃーいい!!!!
絶対に、アイガモだ!!!!


Nさんは、このアイガモ農法を14年前から
試みておられるとの事。


このアイガモたちは、稲作用に品種か利用されている
との事。家畜である。


「まだ、一度も満足な成果は、でてませんよ。
 まあ、私は、趣味みたいなもんですから。」


苦労も多い。


小さなときは、カラスに食われ、
大きくなるとイタチやキツネに、狙われる。
一晩で、30羽も食われたときがある。


田んぼの周りは、電気柵が張り巡らされている。


でも、全く肥料も農薬も使っていない。
アイガモたちが、稲を育て守る。


成長したアイガモたちは、食用のなる。


Nさんには、アイガモたちへの感謝が
言葉の端々に伺えた。


2008年8月 8日

かやぶき民家の工事が始まる。

かやぶき民家の
床下は、ボロボロだった。

床下をはがす.jpg

湿気とシロアリで、床下の支えと
床下は、全て張り替える事になった。


やや、東側にも傾いている。


ジャッキで挙げて、調整する。


東側の屋根には、足組がされた。


足場が組まれる.jpg

プロが動き始めた。
凄い。迫力がある。


工事現場を見て、内心ドキドキする。
始まったんだ。
夢が、現実に動き出した。


怖さがある。不安がのしかかる。
胃が痛む。


それでも、現場を見て、改めて実感する。


絶対に、この事業は、成功する。
させてやる!!!!!!


変わっていい事もある。
変わってはいけない事もある。


伝えてゆく事は、たくさんある。
忘れてはいけない事も、たくさんある。


聞いておくべき事も山ほどある。


時間は、嫌なほど当たり前に、几帳面に
真面目に、淡々と過ぎてゆく。


その中で、あたふたと、もがいている。


才能もなく、努力家でもない、
頭が悪い。要領が悪い。資格もない。
学識もない。経験もない。理論もない。


ただ、夢ばかり見て、周りに迷惑ばかり掛けている。


口だけは、達者なようだ。
言う事と、実行がともなわない。


まあ、なんて、凡庸な奴。いや、それ以下。


恥もかく、疲れもする。
弱虫で、劣等感の固まりみたいな小心者。
サボってばかりで、それでいて、
イライラしている。


もちろん、愚痴も言う、いい訳もする。
嘘もつく。ひがみ屋で、卑屈な奴。


そんな奴でも、夢は、見れる。
夢だけは、失わない。


夢が叶うなら、馬鹿でも、能無しでも、
いい。

2008年8月 4日

自然にやさしく。

自然にやさしく。

その表現は、良く分かるんです。
でもね。
それだけだと、ちょっと、
寂しくなるんですよ。


誤解してる人いないかなあ。
いないよな。


自然を擬人化するのは、
いいけど。
すぎると、よくないかも。


人ではない世界を感じる事も、
大切ですね。


森で癒される人っているんですね。
正直、私は、森が怖いです。


 

 

2008年8月 3日

参加者がいませんでした。すみません。

 ある町のイベントで、自然体験の依頼が
ありました。

 今年で、このイベントの依頼は、3回目。

 毎年同じ事をしていては、つまんないしなあ。
ことしは、趣向を変えて、
(といっても、そう大層な事ではないですがね)
スタッフも二人ぐらいお願いしないと、
なんていろいろと
段取りをしていました。

 そしたら、突然
その町の担当者の人から、
すみません、参加申し込みが一組も
ありません、で、申し訳ありませんが、
この企画は、ボツでお願いします。
 との、お電話。
開催、一週間前ですから、
驚きましたね。

 まあ、仕方ないですね。

 弱い立場ですから。

 他の依頼もあったのにね。
それキャンセルもしたのにね。

 主催者の方もいろいろと
あったんでしょうが、
まあ、なんとも、釈然としない
気持ち。

 まあ、いろんな事があります。


 

補助金・助成金を考える。

 いろんな活動をするには、やっぱり、
カネがいります。

 
 一人でやっている時には、
想像もしなかった事の一つに、
この社会には、補助金や助成金制度があるって、
事を知ったんです。

 
 営利を目的としない活動に、公益性があるとして、
「公」が資金援助をしてくれる。
はじめは、非常に違和感があり、なんで、カネがもらえるのか
分からなかったんですね。


 活動を続けているうちに、いろんな人や機関から、
補助金や助成金の制度を紹介されるようになってきました。


 現に、今回の里山復交計画では、おおい町から
「都市農村交流モデル集落育成事業」として助成金を
いただいている。


 森んこキャンプや竹スキーだは、「子どもゆめ基金」から
助成をいただいている。

 
 その他に、林研グループとして町と県から、
放課後こどもプランから事業に対して、
補助をいただいている。


 活動費の少ない私たちにとっては、ありがたい
支援なんです。


 今回動き出した「老左近里山プロジェクト」では、
いままでにない、大きなカネが動きます。

 
 で、あっちこっち、いただけるような支援金は、
ないかと、いろんな団体や機関をネットなんかで、
探したり、実際に、応募もしたししたんです。


 でも、書類を作っている時になんだか、とっても、
違和感が出てきたんです。どうも、なんて言うのか、
空虚さを感じるんですね。


 この姿勢は、あまり良くないやないかなあ。
私たちのやっている事は、公益性があるかないかは、
他人が判断するもんだよ。
あまり、自分たちの活動を、公正化すると、
偽善陥りやすい状況を作ってしまうんやないか。


 善意や正義ほど、危ないものはない。


 私たちは、あくまで、「自分たちがやりたいからやる」
精神で貫いた方がいいやないか。
 「世のため人のため」では、自由でなくなる。


 もちろん、自由である事は、責任もある。
たんなる、我がままや傍若無人であってはならない。
この自由は、あの自由を奪う権利はない。
あの自由を奪って、この自由はあり得ない。


 どこまでも、自由であるべきやと思います。
そうでないと「楽力」は、養えない。


 補助金や助成金制度は、ありがたい制度です。
それは、間違いない。
 しかし、その使い方を謝ると、危ない。
いつしか、自由を失ってしまいかねない。


 

 

2008年8月 2日

夏まつりに出店

7月31日、
小浜のはまかぜ通りの商店街の
夏祭りイベントに、
石と板を使った
ペインティングで、出店。


はまかぜ通りのお祭りは、
露天商の人たちも、大勢並ぶ
本格的な夏祭りイベント。


いつもとは、雰囲気が違って、
ちょっと、ビックリ。


時間があったので、露天商の
店開きをはじめから見ていました。

さすが、慣れたもんです。

簡単な台と、支え棒と突っ張りで、
サッサーと、枠組みが完成。
ネットや、フックとうまく使って、
商品を飾り付けて、出店の完成です。
約30分かな。


オバアちゃんが、店番。
とこどき、むすこさんだかが来て、
なにやかやと、指示をしていく。

これは、もっと前に出して、
今売れてるからとか、
こいつは、もう少し後から。


このポスターは、ここやろ。
で、これまず配るんやで、

バアちゃん頼むで。しっかりやってや。


まあ、プロですよね。
生活かかってんですからね。


で、こっちは、まあ、どうなる事やら。
この雰囲気の中で、お客(無料なんで、参加者かな)
は、来てくれるんだろうか。

2時から開始。
会場のアナウンサーが、
石で書く絵画教室の開催です。

いろんな楽しい絵を描いてくださいね。
なんて、広報をしてくれる。


と、どうでしょうか。次々と
子どもたちが集まってきて、
大忙し。用意した2台の長机と
6脚のイスでは足りなくなって、
机とイスを急きょ追加。

はまかぜまつり.jpg


はまかぜ夏祭り.jpg


はまかぜ通りまつり.jpg

3時半まで、大盛況でした。
無料という事もあるでしょうが、
子どもも大人も、楽しんで、
「石ころの絵画教室」に参加くださいました。


夏らしい、とても、いい作品が
いっぱい出来て、
よかった、よかった。


作品石.jpg

4時の閉店まで、座る事もできない
繁盛ぶりでした。


応援にきてくれたMさんどうも、
ありがとう。お疲れさまでした。

2008年8月 1日

老左近里山プロジェクト いよいよ!!

 今年度に入って、4ヶ月。
ようやく、来週から、かやぶき民家の改修工事が始まります。

 いよいよ、プロジェクトが机上から
現実へと、動き始めました。

お知らせ

森林楽校・森んこのホームページが りニューアルしました。

profile

まいど「森林楽校・森んこ」です。 平成9年、大阪から名田庄村にIターンして、森林組合に就職。
「NPO法人 森林楽校・森んこ」の代表です。

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