泊まり込んでチェンソーアートの個人講習
竹スキーが終わり、ほっとする間もなく。
25日から29日まで、4泊5日で、愛知県東栄町へ
泊まり込みで、チェンソーアートの個人レッスンを受けてきました。
3日間みっちりの講習でした。
全日本のチャンピオンにも輝き、昨年の秋、名田庄にも
デモショーをしていただいた内藤さんのお宅に泊まり込んでの
講習でした。
正直言って、内藤さんが、ここまで、みっちりと教えていただく
とは、想像もしていませんでした。しかも、ご自宅に、
アツカマシクも、泊まり込んでです。
一度、内藤さんに名田庄で講習会をしていただき、
熊の頭を作っただけの初心者です。
まあ、それがいきなりの個人レッスンです。
内藤先生も、手こずったに違いありません。
出来の悪い、生徒でした。
工房から講習用の木を選んでくれる内藤さん
さいしょはフクロウから
フクロウは基本とのこと
時には、
「ちゃんと聞いてる」
「そうしろって、言った。」
とおしかりも受けました。
「出来ないかなあ」と呆れられた
時もありました。
私も、どうしていいのか、頭がコンガラガってしまった
こともありました。一番厳しかったのは、2日目。
どうにもこうにも、手が動かない。何処をどうしていいのか
分からない。見ていても、分かったつもりでいて、
自分では、出来ない。
自分が、情けなく思ったときもあります。
苦しんだクマちゃん
内藤先生は、実に、根気よく教えていただきました。
「出来る限りのことは、全部教える」とも、
言っていただきました。にも、残念なことに、
受ける私が、出来が悪すぎた。
3日目も午前中、1日半がかりで、作っていた
熊の全身の作品が出来上がりつつありました。
その時、何となく、そうか。っていう感じがしました。
チェンソーの持ち方、自分の立つ位置、
チェンソーのバーの角度、削るところ、残すところ、
丸みの出し方などなど、今まで、バラバラだった動作が、
少しずつ組あわさっていくような、感じがしました。
チャンプの技はすごい!
これまでに1300の作品を作ってこられたと言う。
その影に日夜の修練と情熱を感じる。
熊の全身が完成して、午後から半日で、ウサギの作品に
挑戦しました。ずいぶんと気持ちが楽になっていました。
何となく、手応えを感じました。良かった。
まあ、なんとか。何かをつかんだホット安心の笑顔?!
もちろん、出来た作品は、お粗末なものです。
あくまで、練習作品。でも、3日間連続でやった甲斐は、
十分にありました。
いや、3日間だから、良かったのでした。
もし、2日だったら、きっと、
何も感じられずに終わったことでしょう。
講習が終わった4泊目の晩は、
ほっとしたのと、疲れが出たのか、
足や腰が怠いくって、全体が怠くって、
一晩中、ボーと寝てるようで寝てないようで、
朝を迎えました。
朝。元気そうなふりをしてましたが、
ものすごくつかれていた。
頭もボーとしていた。体も怠い。
なんだか、内藤さんには、十分なお礼の
言葉もしっかりできなかったような気がします。
車を走らせても、こんな調子で、
無事に、家までたどり着くのかなあ。なんて、
本気で心配していたほどです。
こんなにも疲れたのは、久しぶり。
キツい4日間でした。でも、
収穫は、大きい。きっと、一生モンでしょう。
得難い、ものを得たことは、間違いありません。
内藤さんには、本当にこころから、おおきにです。
そして、「マスターズ・オブ・ザ・チェンソー東栄」の
工藤会長をはじめ、谷川夫妻には、大変お世話になりました。