川の講座を企画する。
川について、何か啓発的な企画が出来ないかと、
仲間が集まって、話をする。
アマモを植えて海の保全をしている団体の代表(発案者)
大学で遡上する魚を研究している先生。
県の水産課で働く人。
そして、私。
ワイワイと横道にそれながら、いろんな話が出る。
結局、専門の先生や研究者ではなく、
ごく自然に、川に接している人の話が
面白いという事になった。
で、各地域で、川に関わっておられた先輩、
あるいは、現在、関わっておられる人から、
ごく、日常的な話をしてもらおうとなった。
でも、そういう人たちは、往々にして、
人前では、口が重い。第一、大勢の人の前で、
話す事は、敬遠される。
それで、なんとかリラックスできるように
演出を考えた。先達たちは、実に多くの経験をされている。
その経験を引き出すには、聞き手がポイントになる。
それで、聞き役をメインに持ってくる。
ゲストは、その聞き役の質問に答えるような
カタチにする。
自然な雰囲気を出すために、テーブルで聞き役に
話す形式にする。
ちょうど、テレビの対談番組のようにする。
聴講者は、ちょっと離れて、そのゲストと聞き役の
部屋をのぞき聞きするような感じとなる。
聞き役が需要だ。事前の準備も必要だ。なるべく、
ビジュアルも用意する。
本筋から、脱線してもいい。数個のキーワードを
押さえておけば、後はフリートークに近い。
これならば、自然なカタチで生の声が聞けるかもしれない。
トークの後に、聴講者から、質問を聞く。でも、これも、
井戸端のようなものでいいと思う。
大筋が決まった。
で、言い出しっぺの私から、第1回目のテーブルトーク
をはじめることに
なった。来年の5月が開催予定となった。