「荘子」を読む
「荘子」(内篇 第六 大宗師篇)こんな文章がある。
「天が営む自然のはたらきを知るとは、
自然のままに生きることである。
人間の営みの正しいありかたを知るとは、
人知の及ぶ限界を守ることによって、
人知の及ばない自然の大きなはたらきを
養うということである。」
(『荘子1』森 三樹三郎 訳
中央公論新社 2001年発行)改行はchichi
訳者の森氏の注釈にこうある
「人間の心のはたらき、すなわち知は、
無数の意識されない自然のはたらきに
よって、その根底を支えられている。
たとえば、多くの内蔵の無意識のはたらき
がなければ、心のはたらきもありえないであろう。
われわれは人知の万能を信ずる
あまり、それを支えている自然のはたらきを
害するようなことがあってはならない。」
2300年も前に書かれ、今もなお読み継がれている
「荘子」に、出会えたことに感謝する。
コメント
Posted by: こーりきー [ 2007年7月11日 17:28 ]
>2300年も前に書かれ、今もなお読み継がれている
「荘子」に、出会えたことに感謝する。
本当に。。。
私もそう思います。
2400年前の医学界のヒポクラテスもまさにそうだと思っていますが・・
にしても
この訳者の方の注釈よりも
荘子の言葉そのままの方が・・よくわかる上に心にぐんと浸み入ってきます。。
私だけ??
ハハ
Posted by: chichi [ 2007年7月12日 23:15 ]
こーりきーさん
コメント、おおきに。
現在の「自然」と言う言葉は、
とても、現在的です。
いろんな解釈があります。
今は、「自然」があまりにも、
強すぎる。
ちょっと、まぶしすぎる。
私は、そう思います。
そう、考えると、森氏の
解釈が分かりやすく思えます。
言葉として、あるには、流行語として、
「エコ」「自然」もいいけど?
と最近、思うようになっている
chichiです。
もっと、「人間」で良いじゃないか、
と思うchichiです。
Posted by: ikeo [ 2007年7月16日 19:47 ]
養護学校 お世話になります。
門野さんも頑張ってますが、よろしくお願いします。
荘子 読んでみようと思います。日本も江戸時代の方がエコロジーでしたね。
Posted by: chichi [ 2007年7月17日 09:31 ]
ikeoさん
今年もよろしくお願いします。
17日に、都合が良ければ、
下見をしたいと思っています。
学校に電話をしてから、
伺います。
もし、今日おいででしたら、
よろしく、お願いします。
また、今週の里山講座も、
是非、ご参加ください。
お願いします。