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まいど「森林楽校・森んこ」です。

楽力を身につけましょう!
楽力って、何だ?
Chichiのブログを読めば、分かるぞ。

2007年4月23日

選挙です。

 合併して初めての町議と町長の選挙です。
ここ、十数年町議・町長(村議・村長)とも、
無投票だっただけに、今度の選挙戦は
一種異様なまでに盛り上がりました。

 小さなムラです。
地区から立候補者がでるとなると
全区民あげての応援です。
 いろんなシガラミがあるんですよ。
親戚筋とか、なんやかや、
それが田舎の好いところでもあり、悪いところでもあると
言うだけでは、計り知れないシガラミなんです。
極めて日本的な関係ですよ。


 で、いろいろと世話になっていて
しかも、同じ年の友人が町議に立候補したんです。
熱心な人なんです。熱血漢なんですね。
若きリーダーなんです。
応援しない訳に行きません。

 残念というか、幸いというか
私の住む地区からは、立候補者がでませんでした。
だから、ちょっとは、気楽に応援できたんですね。
これが、住んでいる地区から立候補者が
でると、公には、友人を応援できにくくなりますよね。


 告示日から選挙日までの5日間は、
この山村に引っ越して来て初めての、
にぎやかな日々になりました。
14議席を18候補が競うんです。

 毎日、立ち代わり入れ替わりの
選挙合戦です。まあ、にぎやかな事。
私は、春休みと以前から決めていたので、
自分のしたい事をできるだけしている覚悟でした。
 
 でも、友人の頑張りをすこしでも、
応援したいのは、人情。
ほんとは、申し訳ないんですが、
時間を切り詰めて、なんとか、
2回ほど手伝いをしました。

 時間が自由になるんだから、
もう少し応援に行っても好いかなあと
思ったりもしたんですが、
はじめっから、そんな調子では、
自己管理ができないじゃないか、
と予定通りに行動する事にしたんです。

 22日が、投票日。
結果は、見事 当選でした。


 

2007年4月22日

田んぼに水が入る。

 農業の事は、全くの素人です。
まして、水田のことも、全く分からない。

 でも、この頃、ぼちぼちと
あちこちの田んぼに水が張られるようになると、
なんだか、うきうきしてくるんです。
 
 都会では、想像もしなかった感情です。
何故でしょうね。引っ越して来た春から
ずっと、このうきうきは、続きます。

 田んぼに水が入り、カエルがにぎやかに鳴き出す。
いいなあと思うんです。

 都会に住んでおられる皆さん。
ちょっと、郊外に足を伸ばして、
田んぼを見に行きませんか。

 まだ、稲が植えられていない田んぼを見るのも
好いですよ。

tanbonimizu.JPG

2007年4月21日

どうしても何処かに「?」が残る自然保護運動

 森林楽校・森んこの活動をしていると、
よく、保護運動の事を尋ねられます。
でも、いつも、困ってしまいます。
どうも、私は、自然保護運動なるものの
本質がよくわからないんです。


 もちろん、自然が人間社会の一方的な
都合で、エゴで、バランスを失ってしまっている事は、
不都合な事とわかっています。


 学生の頃、テレビでこんなシーンをみました。
何処の国の人かよくわかりません。
中央アジアだったと思います。
小さな集落に、鉄砲の名人がいるというので、
その小さな爺さんの猟に同行する事になりました。
 爺さんは、数日かかって、草原で獲物を探します。
ようやく獲物が見つかりました。
鹿のような動物だったように思います。
 ゆっくりと時間をかけて獲物に近づきます。
銃は、とても旧式で至近距離でした獲物をしとめられません。
ほふく前進で、気長に近づきます。
 慎重に狙いを定めて、バーン。
獲物は、ものすごい勢いで逃げていきました。
 爺さんは、そうがっかりした様子もなく、
今日は、神様が駄目だと言う事だという内容の
事を、ちょっと照れたように取材スタッフにつぶやきました。
この銃は、時々狂うからなあとも言いました。

 ナレーションが、この老人は、まるまる一日かけて、
家に歩いて帰ったという。


 その番組を見て、私は、こんな人もこの地球に住んでいるんだ。
この老人も、文明人である。銃を持っている。
 できれば、たくさんの獲物を獲りたいだろう。
でも、そんな生活をしていない。
経済環境がそうさせないのかもしれない。
彼が貧しいかどうか、幸せか不幸せか、
私には、到底、判断できない。


 核戦争の予感を持ちながら、
米ソが冷戦を繰り返している時代でした。

 文明社会の恩恵ににどっぷりと浸かって生活している
私たちが、何処かで、地球を我がもののように考え、
まるで自分たちだけが地球を将来を左右しているような
錯覚を持ってしまっている。
 
 この老人を核戦争に巻き込む権利や資格は、
私たちには、絶対にない。

 そのときそう思った。
でも、私は、日本で生活をしている。
それは、もうどうしようもない事で、
電気や水道を当たり前のように使ってる。
朝昼晩の食事もごく日常の事である。
贅沢なのか。この生活が良くないのか。
 便利で、安全で安心な安定した生活を
捨てる事が好いのか。

 自然保護って何だろう。自然を保護するって言う
表現に、文明社会人の高慢さが伺えるんじゃないか。
じゃあ、原始の生活に戻れば好いのか。
原子力を捨てるだけで好いんだろうか。
人間は、特別な生き物なんだろうか。
神の存在を何処かで、感じている人間と言う動物は、
この星には、不要な生き物なのか。


 地球の自然環境が人の生活に悪い影響を及ぼして来た。
これは、不都合な事だ、なんとかしないと行けない。
もし、この考えで、自然保護を訴えていたらこれは、
人の生活に都合が、優先する。
 では、人の生活に不都合だけど、自然環境にいいからと言って、
文明社会の建設をやめてしまっていいんだろうか。
安全、安心、安定した生活を捨てれるだろうか。
すべてを自然に任せる生き方が、神を知った人の生活だろうか。

 学生からの疑問は、今も続いている。

 


 

2007年4月20日

「林業新知識」の取材を受ける

 全国林業改良普及協会(全林協)という協会があります。
実は、このブログを、
管理運営しているのが、全林協なんですがね。

 この協会には、このブログをはじめ、
いろいろとお世話になっているんです。
 で、この協会が発行している月刊紙に
 「林業新知識」という雑誌があるんです。
林業や森林の情報をコンパクトに、分かりやすく
紹介している雑誌なんです。
  
 一般の人も読んで楽しい情報誌なんですね。
もし、興味がある方は、是非一読をお勧めします。

 その「林業新知識」の表紙は、全国各地で
いろいろと林業や森林の分野で活躍しておられる
人たちの似顔絵のイラストでデザインされているんです。

 何と、今回の私の取材は、この表紙なんです。
ビックリ。仰天でしょう。
なんで、わたしなの!?
もう、何度もそういう状況に遭遇していますが、
今回は、あらためて、なんで? なんです。

 きっと、取材しても、ああこりゃだめだ、
って、ボツになるかもね。
なんて、おもってたんですね。
でも、本当に7月号の表紙に私の
イラストがのるようなんです。

 取材は、このイラストを描かれるNさんという方が
直接取材をしにこられたんですね。お一人で。
 Nさんとは、もちろん初対面。 
Nさんは、さすがにクリエイターな方で、
雰囲気もなかなかイラストレイターなんですね。

 いままで、取材をしてくださった記者さんたちとは、
また、違う雰囲気なんですね。
それにほぼ同じ年ということもあって、
実に、ザックバランな取材になったんです。

 このムラに泊まるという事だったんで、
それじゃという事で、ささやかに一杯やる事に
なったんです。
 さっそく、来れる森んこのメンバーに連絡して、
Nさん、私とメンバー3人の5人で、
ムラにあるちっちゃな居酒屋で、呑んだんです。

 森んこを通じて、いろんな人と出会う事ができます。
これは、本当にうれしい事です。

 なんだかんだで、午前1時まで呑んだんですね。
好い時間を過ごせました。

 Nさんも、その日は、東京から来たのにも関わらず、
よくぞ、おつきあいしていただきました。
おおきに。
 またいつか何処かで、再会できる事を楽しみにしています。

 イラスト楽しみに待ってます。

 

2007年4月15日

里山復興計画 第一歩

 いよいよ、里山復興計画が動き出しました。
町に申請していた補助金がようやく下りることにほぼ決定しました。

 それを期に、復興する集落がある地区に挨拶に行きました。
ちょうど、その区(N区)の総会があると聞いたので、総会が
終わってから、ちょっと時間をいただいて、
区民の皆さんに、挨拶と事業の概要を説明しました。

 久しぶりに人前で話すのに緊張しました。

 まだ、具体的な構想をお話しする段階でもないし、
地権者さんとも、なんの相談もしていない段階なので、
なんとも、漠然とした説明しかできませんでした。

 おそらく、聞いている人たちは、こいつ何を言いにきたんだって、
感じをもたれた人もいると思います。

 しかし、ありがたい言葉をかけていただいた人もいて、
うれしくもありました。

 挨拶の後、車での帰路、
ああ事業が動き出したという実感がひしひしと感じました。
と同時に、ものすごい責任を感じました。
押しつぶされそうな思いが、胸の辺りを締め付けます。
もう後には、ひけない。やるしかない。
やるからには、絶対に成功させる。

 これから本当の、
「NPO法人 森林楽校・森んこ」が動き出したような気がしました。

2007年4月13日

4月桜もすっかり散りました。

 4月から、新しい生活がスタートしました。
長男は、今年から中学校。
次男も、今年で小学校です。
 その親父は、森林組合の現業職員を退職して、
一般作業班に再就職しました。
現業は、森林組合の職員です。
だから、職業は「団体職員」。
で、月給で、賞与もあるし、いわゆるサラリーマンと同じ
待遇です。
 一般作業班は、基本的には、歩合です。
森林組合と年間契約をして、出来高で収入を得ます。
しっかり仕事をしないと、収入は、減ります。
病気や怪我をして、仕事ができなくなると、
たちまち無収入です。
 収入も自分で管理責任があります。
機械や燃料も自分もちです。
車がつぶれたら、山仕事には、行けません。
リスクは、大きいです。
 その分、ある程度自由な仕事配分ができます。
森んこや自然体験活動をしていると、どうしても、
平日も有給休暇や代休を使って、
現場を離れないといけなくなってきました。
 一応、班長をしていたので、いろいろと、不都合が
生じていました。
 精神的にも、肉体的にも、限界が来ていたように思います。
で、思い切って、上司に相談をして、いろいろとあって、
一般作業班に再就職することに決定しました。
 4月上旬は、ちょっと、以前の仕事の続きがあって、
先週まで、現業と同じ仕事をしていましたが、
それも、ひと段落着いてので、いよいよ、
新しい生活が始まります。

 名田庄山村生活 第二章の始まりです。

お知らせ

森林楽校・森んこのホームページが りニューアルしました。

profile

まいど「森林楽校・森んこ」です。 平成9年、大阪から名田庄村にIターンして、森林組合に就職。
「NPO法人 森林楽校・森んこ」の代表です。

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