こんな仕事もします。で、森林組合って何?
除雪装置の穴掃除
森林組合と言っても、いろんな仕事をします。
田んぼの草刈りや、土手や国道の草刈りまでは、
まあ、なんとか森林組合でも、しそうな仕事なんですが、
家の引っ越しの手伝いや、側溝の泥掃除なんかまでなると、
ちょっと、森林組合とは、随分とかけ離れるような
気もします。
除雪作業は、雪が多い時に、山仕事ができない冬期の
仕事というのも、まあ、それなりに仕方ないと思うんですが、
どうも、それも、なんだろうね。という気がしてしまいます。
まして、今回のような仕事も、除雪作業の一貫と言えば、
そうなるんでしょうが、さすがに、ちょっとねえ。
と言いたくなりますよね。
で、いったい森林組合ってなんだと
ふと、疑問に思ったんですね。
森林組合は、森林組合法によって、組織された組合です。
その法律のよると
「第一章 総則
(目的)
第一条 この法律は、森林所有者の協同組織の発達を促進する
ことにより、森林所有者の経済的社会的地位の向上並びに森林の
保続培養及び森林生産力の増進を図り、もつて国民経済の発展に
資することを目的とする。 」
であり、
「(事業の目的)
第四条 森林組合、生産森林組合及び森林組合連合会(中略)は、
その行う事業によつてその組合員又は会員のために直接の奉仕を
することを旨とすべきであつて、営利を目的としてその事業を
行つてはならない。」
へえ、そうなんだって、感じですよね。
「営利を目的としてその事業を行つてはならない。」
ってなると、NPOですよね。
組合員さんのために「直接の奉仕をすることを
旨とすべきで」あるんですね。
10年間、勤めていて、初めて知りました。
除雪作業や除雪装置の掃除も、組合員さんへの
直接の奉仕という事になるんでしょうかね。まあ、
山村の地域社会への貢献という事には、なると思います。
いろんな仕事をする事自体は、好い事だと思います。
ただ、あまり、多角に仕事の食指をのばしすぎると、
森林組合の本分を逸脱してしまわないかと、ちょっと、
心配するのです。
でも、こんな仕事をするのは、私が班長をしている
「森林整備班」だけです。そう思うと、ちょっと
寂しいですよね。