わたしが、森林や樹木に興味を持ち始めたのは、
一つの疑問からです。
その疑問は、大阪で通勤列車に揺られ、
車窓を流れる風景を見ているときに、
突然頭の中に浮かんだ疑問です。
「もし、日本に一本も木が無くなったらどうなるん
だろう?」
わたしは、この疑問が切っ掛けになって、
森林組合に就職し、名田庄に引っ越してきたのかもしれません。
この疑問が、わたしの出発です。
そして、今もこの答えを探し求めています。
先日のキャンプで、「はじめまして」というネイチャーゲームをしました。
そのときの、
「世界で木が一本もなくなったらどうなるとおもいますか?」
という質問をしました。
一人の小学生の答えに「息苦しくなる」というのがありました。
面白い。そして、とても、感覚的ですばらしいと思いました。
そこで、このブログを読んでいただいている方々にも、
質問します。
「もし、ある日突然、日本に一本も木が無くなったらどうなると思いますか?」
いろいろと考えてみてください。
コメントよろしくお願いします。
才能もない、
根性もない、
金ももちろんない。
要領が悪い。
人一倍、怠け者である。
しかも、妙に頑固だ。
そんな人間が好きに暮らしたいと夢を見る。
もっともっと、楽しく、生き生きと、のびのびと行きたい。
爽快な毎日をおくりたい。
痛快な人生をおくりたい。
我がままである。
馬鹿だと言われる。
そのうちに、
馬鹿だとも、いわれもしなくなる。
おふくろは、あの世に行っても心配しているだろう。
妻は、もう諦めたかな。
まだかな。
五月雨や 散髪は3800円の 荒凡夫
グリーンツーリズムって何?
最近よく耳にする。
森んこと関わりがあるのか。
調べ始める。
ネットや本。
分かるような、分からないような。
つかみ所がない。
観光ではない。
地域おこしでは、ある。
ビジネスである。
気になる。
何かがある。
感じる。
この予感は、ちょっとすごいかも。
何かがわたしの中で動き始めている。
感じる→考える→気づく
なるほど、そうかと膝をポンとたたくまで、
とことん、調べる。勉強する。研究する。考えに考える。
また、面白くなってきた。
5月20・21日の1泊2日でキャンプを主催する。
森林楽校・森んこ主催で初めての、キャンプ。
一般に募集をして、親子3組(大人5人・子ども7人)
子どものみの参加が5人。
17人の参加があった。
ボランティアの学生が4人。森んこのスタッフが7人。
募集から、プログラム作り、場所の設定、すべてを
森んこだけで行うキャンプは、初めてである。
なにもかも、はじめてづくし。
当日は、雨。しかも、台風1号崩れの、熱帯低気圧が本州を通過する。
夕方までで、雨でテントの設営は、中止。キャンプ場の民家を借りる。
翌日は、上天気。暑いくらいのピカピカ晴天。
夕方、3時。大きな怪我や事故もなく、無事終了。
すべてが初めて。参加者の方々には、いろいろと不便をかけたように思う。
至らないところも多かった。反省するところは、山ほどある。
主催者より、参加者の皆さんには、深くお礼をもうしあげます。
ありがとうございました。
キャンプ始末記は、後日、報告します。
夢だった。
田舎に引っ越すのも、
山仕事をするのも、
森林インストラクターの資格を取るのも、
森んこをつくるのも、
楽力と言う言葉をみつけたのも、
NPO法人森林楽校・森んこを設立したのも、
数年前までは、夢だった。
その夢を実現してきた。
夢は創作だと思う。
ものづくりと同じだ。
経験が必要だ。
何度も失敗もする。
創意工夫も、修練も必要だ。
学び、習得する事もある。
いままた、新しい夢をもった。
今度は、今まで以上に大きな夢だ。
いま、その夢の設計図を書いている。
設計図を書くのは、初めてだ。
何度も書いては、消し、
消しては、書き直している。
なかなか書けない。
毎日が勉強だ。
森んこの酒の集まりで、こんな話をする。
わたしがこんな話をする。
「いままで、だいたい、一人でできる事をやってきた。
あまり、群れを作ってやった事がない。
仲間やグループをつくって、何かをするのは、
森んこが初めてだ。」
バイクが好きで、一人旅が好き。自分の気ままで、
行動して、相手に気を使うのが嫌いなタイプ。
というよりも、相手がいると、どうしても、
相手の事が気になって、窮屈を感じる。
だから、好きな事をするときは、一人がベスト。
と思っていた。森んこは、その意味で、
わたしとしては、画期的な事件なんだ。
それに答えて、Kさんが言う。
「わしらは、別に群れになっているとは思わん。
萩さんがオモロい事を始めよった。楽力やて、
ええやん。オモロい。わしも前から、こんな事を
したいと思っとんたんや。いっしょにやりましょ。
って、集まっているだけや。群れてるなて、思てない。
個人が個人のまま、好きな思いで、集まっているだけや。」
なるほど。好い事を言ってくれた。
組織を作るキーワードになる。
確かに、群れはピラミッド構造になる。これは、駄目。
かといって、集まっているだけで、方向性がないとこれまた駄目。
のびのびと、個性を発揮できる組織。
いや、すべての個人が個性を発揮して初めて機能する組織。
森林楽校・森んこがそんな組織となり、
個人と地域に貢献できる事を夢見る。
森んこは、ほんと、好い個性の集まりです。
美酒を味わう事ができた。
平成21年、福井県で第60回全国植樹祭が
開催される。
どういう訳か、その基本構想検討委員会に
選ばれた。
なんで、俺みたいな者に声がかかるのか
不思議だ。
昨日、県の全国植樹祭準備室の室長さんたちが
わざわざ森林組合までおいでいただいて
正式に依頼を受けた。
今年度中に3回ほどの会議があるとの事。
それに出席して、意見を言えば好いとの事。
県下で12名の人がその委員会のメンバーに
選ばれたとの事。
名田庄という小さな山村で、
山仕事をしているかたわら
子どもたちや仲間と、野山で遊んでいる。
その事と、今回の検討委員会がどんな事で
結びつくのか、どんな事から
わたしの名前が浮かんでくるのか、
ほんと、不思議。
それを、思うと、わたしが、
このブログをこうして書いているのも
不思議なんですね。
精神的な疲れは、溜めると始末に悪いと、よく聞く。
弱音を吐きたくなる時もある。
ぐっと我慢する。
よくないと思っている。
弱音くらい吐いても、好いやないかと、思う。
でも、それが、自分で愚痴に聞こえる。
嫌になる。
ストレスという言葉の意味を理解した。
ゴールデンウイークは、
肉体を休めるつもりで、予定を入れないようにした。
結果、精神が疲れた。
余計な時間は、禁物というのも、痛感した。
自分にあった、忙しさというものがあるのを知った。
休まず、歩きながら考えよう。
それが、わたし流のようだ。
ゴールデンウイークの収穫であった。
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