暦会館の館長の「暦入門講座」はすごい!!
「暦入門講座」を受けてきました。
館長のお話をじっくりお聞きするのは、
これで2回目です。
一度目は、もう4年も前です。
NHKラジオの取材で、担当の
アナウンサーと一緒にお聞きした時以来です。
(2007年6月22日のブログを見てください。)
その時は、あれやこれやと雑談も交えて、
約2時間ほどもお話を聞くことができました。
でも、その時はそれほど「暦」(旧暦)に興味を
持っていませんでした。
暦が自然や季節にとても、
密接な関係にあるんだなあってことくらいです。
(ひょっとすると、このときになにか、
心の中に芽生えたものがあったのかも)
さて、藤田館長の今日のお話は、
期待通りすごく面白く、
暦の奥深さを、まざまざと教えられるものでした。
また、館長の博学はすごい!!
そして、館長の人間を見る目の鋭さ、
洞察は、さすがです。
まさに、陰陽道の正道を伝承されておられる
方だと感心しました。
以前の話を聞いたときには、
何も感じなかった暦の大きさと奥深さ、
そして、暦を知り尽くした館長の人間味の
温かさと奥深さに感じいりました。
私が知っている暦は実に
小さく狭いものだというのがわかりました。
しかし、館長はこうも言っておられます。
「暦は、それを使う人、それを見る人が
その人のように見ればいいのだ」と。
この言葉を聞き、ハッとしました。
冲方丁が「天地明察」で
描いている文章がパッと頭に浮かびました。
主人公の渋川春海にこう語らせています。
「それにしても暦というものは実に不思議な
しろものだ。日本全国、ほぼ同じものが
出回っているにもかかわらず、自分が手に
した瞬間、それは自分だけの時を刻み始める
のである。」
そうだよ、私たちも私たち流の
暦の利用のしかたをすればいいだ。
それは、ある意味で暦の正しい使い方
かもしれない。
仕事のスケジュールでもいい。
占いでもいい。
釣りのためや、園芸・農作のためでもいい。
いろんな使い方でいいんだよ。
後半館長の話は、世間の吉凶や
人の運勢や性格などのやや
占い的な話になっていきましたが、
それも暦の大切な役割です。
でも、私のイメージしている暦では
ありません。館長のお話を聞いていくうちに
だんだんと、私が目指す暦が
目に見えてきたような感じがしました。
実にいい時間でした。
実に充実した時間でした。
帰宅して、ものすごく疲れている
自分に気付きました。
きっと、頭と体が静かに
ものすごく興奮していたんでしょう。
館長のお話を聞いて、目指す方向が
定まったようです。
私の暦活動の、また大きな一歩に
なったような気がします。
松村先生や藤田館長
わたしは実に恵まれた暦の先生に
お会いしたのです。
これも何かの運命かもしれません。
館長の講座は、まだ2月19日と
3月5日もあります。
詳しくは、暦会館にお問い合わせください。
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