『ワシにも、教えてください。』
9月より主伐が始まっています。
" 熟練作業員2名+一年生1名 " の深瀬班担当。
もう・・・出るわ、出るわ(笑)
主伐とはいえ、毎日の搬出量が半端ないっ!
・・・さすがっ!!の一言です。
主伐で出た木は全て事務所前にある土場に持ち帰り
選別を行っています。
3m、4m、2m・・・品質で行き先、8通りに選別。
アタマに入ってしまえばナンテ事ないのですが。
まだ大変。
そういえば一年前。
フォークリフトの運転にホント悩まされたなぁ〜
もうイライラしっぱなしだった。
今ではフォーク仕事、大好きなのに(笑)
今年はゴトゥ担当。
今日は初日だったから、
ワタシにヤァヤァ言われっぱなしだったけど
きっと、すぐ慣れる。
そんなゴトゥを右目で見ながら、一年生と材の見分け方のお勉強。
『不良材』というタナがあり、
そこに分けられた材の原因と
その材をどうすれば(どう切れば)活かせるか?を考えます。
すると、
『ワシにも、教えて下さい。』
振り向くと、熟練作業員の I さん。
一瞬、耳を疑いました。
コノ道何十年の I さんに『教える。』だなんて!
『ワシらは、量を出す事は出来ます。
ただ、どんな質の材がどんなトコへ行くのか知りません。
ワシにも、教えて下さい。』
キャリアも、年齢も関係なく
自分の疑問に思うコトを『教えて下さい。』と聞ける事。
当たり前のようですが、なんだかスゴイことの様に感じました。
今のワタシは、まだまだ教わる事ばかりですが
今後、人に教える立場となったときも
このココロを大切に持ちたいと強く思いました。
『じゃぁ、この4mは3mに落とした方が良いですね?』
『この曲がりを外したら、直材が取れたかもしれませんねぇ〜』
『このシミだと、どこ行きになりますか?』
暗くなるまで話しは続きました。
そして沢山、教わりました。
by、ナカシマ アヤ
コメント
Posted by: かなめ [ 2010年9月29日 05:56 ]
素晴らしい人たちのいる職場ですね。大先輩の熱心さに、作業服の襟を正しました
このようなひたむきさが、日本の山を支えている事を考えながら、現場に向かいたいと思います。ありがとうございます。
Posted by: 水戸修平 [ 2010年9月29日 22:43 ]
本を読んでこちらのブログを知り、今日初めて読ませていただきました。
私は、日本大学3年で森林の勉強をしているものです。
地元が広島で就職のときは広島に帰ろうと思っています。
中島さんのブログを読んでとても魅力的な職場だなあと思いました。
私もできれば林業をしたいと思っています。これからもブログを読ませていただき、私のこれからの参考にさせていただきたいです。
Posted by: ナカシマ アヤ [ 2010年10月 1日 22:16 ]
かなめさんへ
同じ会社でも、現場が異なると実はナカナカゆっくり話す機会がありませんが土場に『材』があると、なんとなぁ〜く誰かしらが集まってきます(笑)不思議ですね。
仕事だけでなく、生き方そのものも学ばせて頂いているように思います。
Posted by: ナカシマ アヤ [ 2010年10月 1日 22:26 ]
水戸 修平さんへ
はじめまして。コメント有り難うございます。
大学で森林の事を学ばれているのですね。
林業に興味をもって下さった事、とても嬉しく思います。
ただ日々の『ぼやき』のようなブログですが(苦笑)又遊びに来て下さい!
今後の参考になれば幸いです☆