さ〜け〜て〜も〜た〜ぁ〜
決まって、ヤッチマウ時はいい木なんだよなぁ・・・
作業道の先行伐倒。
ガンガンのテンションで進んでました。
立ち木の時から、これはひょっとするとひょっとする
ええ材かも知れんと、ワクワクしながら刃を進めていました。
うん、狙い通りの位置に傾き出したぞ!
しかし・・・(涙)
傾斜の急な斜面。
山側に伐倒。
木の先端部分が地面に倒れ落ちる前に、
すぐ真上にあった切り株に根元付近が直撃し
パックリと裂けてしまったのです。
『・・・あぁ〜あぁ〜あぁ〜・・・』
しばし呆然。
想像通りの中は薄ピンクの直材。
しょぼん・・・
かなり本気で裂けた様で
切っても、切っても材が落ち着かない。
しょぼん・・・
一番の原因は受け口の小ささ。
受け口は材の3分の1の大きさと言われていますが
ワタシのは5分の1程でした。
先日、この点を社長にご指摘頂いたトコだったのになぁ〜
材を生かすも殺すも伐倒者次第。
こんな姿になるため
50年も60年もこの地に根を張っていた訳じゃなかろうに。
頂く命、しっかりと受け止めなくては。
最近、なかなかブログの更新が出来ずスミマセン。
面倒くさくなったワケでも、怠けているワケでもありません。
正直、毎日のように事件(?)は起こり
発信したい気持ちは山々なのですが・・・
今年の夏は、どうも疲れ方が今までの比でないのです。
現場で全て使い果たしているのか
帰宅直後から睡魔との戦いです。
ご飯食べながら、電話しながら・・・気付けば朝やん!?
と、いうウソのようなホントの話し。
やりがいのある、充実した夏ですが
キリキリ舞いの、常に気が張りつめてる夏でもあります。
今のワタシは正直、睡眠第一(苦笑)
ポツリ、ポツリ更新して行きますので
ボチボチお付き合い下さい。
by、ナカシマ アヤ
コメント
Posted by: オーモリ [ 2010年8月22日 00:08 ]
どうやら、お疲れのご様子。毎日、知力、体力をフル稼働させているのでしょうね。
このブログを楽しみにしている者にとっては、「あれ?最近、更新が少ないなあ」と思うこともあるでしょう。
しか~し!!ブログ更新より睡眠優先やで~!疲れが取れないまま現場に入るのはキケン・・・でしょ?
きっと、いつもひたむき、まっしぐらな貴女を知っているアヤ ファンの皆さんは、同じように思っていることでしょう。
今の貴女には、ブログは「ぼちぼち」でいいんとちゃうかなあ・・・。
Posted by: だん [ 2010年8月22日 04:16 ]
おつかれさまです。
残暑厳しく、消耗しますね。
写真を見る限り、受け口の深さというよりツルの厚みが問題だと思います。
尾根越しとか、背負い投げ状態で元が跳ねるようなとき、状況に合わせたツル強度のコントロールが必要になります。
で、なぜ1/3なのか、考えたことはありますか?
パックリいった材も、考えようによっては一回製材にかけたようなもので、太ければ板にできますから「格外」とかで製品にできると良いですね。
Posted by: 神戸のキコリ [ 2010年8月22日 21:30 ]
暑いのやらなんやかんやでコメントするのサボってました。
どうせなら雪で仕事が出来ない余裕の出来る冬までネタを暖めておいてもらえるとこちらの楽なんですが。
いい木ほど割れやすい傾向にありますね。
さてこの木は、本当に切り株にあたったのが原因なのでしょうか?
ひょっとしてクサビを打ち込んでいる時に気付かないくらいのレベルで裂け始めていたのではないですか?
それがぶつかったショックで大きく割れたと考えます。
最初に伐倒方向に切り株があると「二番玉が取れる8Mくらいの距離かな」跳ね上げるのもあるが傷にならないように伐根を低く伐り直したり角を伐って傷にならないようにしておく。
受け口は、木によっては5分の1くらいでも悪くは無いと思います。
山向けに倒すために、先ず追い口側を径の3分の1程度伐ってクサビを打ち込み枝の偏り加減を見てもう少し切り込んでクサビを打ち込めるだけ打ち込んでおく。
(初めにこうしていないと、枝振りのいい方向に引っ張られてクサビが入っていかない)
それから伐倒方向を確認しながら受け口を作る。
(この時に、受け口と追い口の高さの差に注意する。弦の厚さも関係するが
差が大きいと倒しにくいがゆっくり倒れる、よって裂けにくい&伐り株から外れにくい
差が小さいと倒れやすいが《反対側にも》裂けやすく切り株からも外れやすい)
受け口が出来て伐倒方向が決まったらなたで受け口と追い口の間の荒い皮を削り裂けだすのが解るようにしておく。
(下に裂けるのはほっとけるが上に裂けだしたら危険です)
もう少しクサビを叩き込んでいく
重心が真ん中に来るまでちょっとずつ伐り進めながらクサビを打ち込んでいく
(クサビを先に打ち込みすぎると裂けてしまい追い口を切りすぎるとクサビをたたくのが必要以上に重くなる)
フィニッシュに向けて切り株から外れない弦の厚みを考えて切り込んでから倒れだすまでクサビを打ち込んでいく。
倒れだしたら当然退避、跳ね上がったのが横に振れてくることもあるし、切り株から外れて滑り落ちてきて枝に跳ね飛ばされることもありますもんね。
仕上げは、葉枯らしの為切り株とつながっている部分を伐っておく(けど、真ん中が高く反った状態の木はぎりぎりで滑り落ちずにいるので要注意)
安田林業は、元を外して中目にして出荷するのだから
株から外れそうだと思う時は、伐る高さを高くして(クサビを打ち込める高さで)伐れば真ん中が高くなりにくいですよ
思い込みで間違ったことを書いていたら、安田社長訂正お願いします。
めっちゃ長文ですみません。