原木代金計算書
先日トレーラーで出した木材売上げの内訳が出ました。
『ん〜・・・』
と、渋い顔の社長。
ちょっと二人で検証してみてくれと・・・
『原木代金計算書』が手渡されました。
木材価格は径級で定められています。
そして、直材・小曲り材・曲がり材・チップ材と分けられ
さらに腐れやシミ、変色など欠点によって値段が下がります。
例えば、4m・径20cmのスギならば(1㎥あたり)
直 ¥9,500
小曲 ¥6,700
曲がり ¥6,400
チップ ¥2,100
と、いう具合に。
『1㎥あたり』と言われても、ピンっときにくいですよね・・・
大体2t ダンプに4m 材を積んで3㎥弱。
もし全て径が20cmの材をフルで積んだとしたら
単純計算するとダンプ一杯、直材なら¥28,500、
曲がり材なら¥20,100、チップ材なら・・・
確実に運賃割れです。オソロシイ(涙)
では、次に3m材の値段を
直 ¥10,000
小曲 ¥6,100
曲がり ¥3,600
チップ ¥2,100
・・・お気づきですか?
そう、直材に関しては3m材が高値なんです。
小曲ならば4mの方が高値。
4mで小曲でも3mに落とすと直になる場合もあります。
毎日何㎥搬出出来るかにとらわれすぎて
最近造材がおろそかになっていました。
目標の10㎥/日(二人で)を達成し、
12㎥ の壁を破っていましたが
売上げが伸びなければ意味がない。
やはり決めては賢い造材だね・・・改めて思い直しました。
グラップルの運転席に
『価格表』を貼付け、再スタートです!
by、ナカシマ アヤ
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