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森からの宅配便

森林に関わる仕事に就いてもうすぐ20年。日々の泣き笑いをご覧あれ!

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一味、二味、違います。

 昨日から研修です。
『林業就業者リーダー養成研修』の一つ、『林業専門研修』
立木評価、測量実習、毎木調査、製図 etc...
三日間で盛り沢山の内容です。
正直、昨年の研修と重複する箇所もあります。
が、講義の内容がオモシロイ程違って聞こえます。
興味の移り変わり・・・というものでしょうか?

 立木評価
立木(りゅうぼく)とは
その土地に生育している樹木又はその集合体の事です。
つまり『ヒトヤマいくら?』を査定する事。
正直昨年はカネの話しをされてもピンとこなかった。
今、私の最大の勉強課題が立木評価であります!
目がギラギラします(笑)

 測量実習
昨年、このヒノキ山林を歩きながら思う事は
間伐(切り捨て)するならどの木を切ろう?
どっちの方向に伐倒しよう?という事が全てでした。
・・・ここ、出せるよね・・・
搬出するならどのように施行しよう?
使用機械は?作業道をいれる必要は?何人入る?
この木は残したい。あの木は切って出したい。

 毎木調査
直木・根曲がり木・胴曲がり木の三種の区分します。
 直木   *地際から8m曲がりのないもの。
       (6mの直材がとれる木)
 根曲がり木*地際より1mまで曲がりがあるもの。
 胴曲がり木*上記以外
昨年と全く同じ基準で選別しているはずなのに、
明らかに直木の数が少ない。
『これ位の曲がりは大丈夫だろう・・・』と
甘い選別していたんだろうなぁ。
この木ならどう造材しようかぁ・・・
『全て私、カネに見えてきます』って話したら
県の職員の方が吹き出してました。

PC090001.jpg
 きっと来年だったら
又違った思いがフツフツと沸き上がるんでしょう。
おもしろい・・・コレだから林業はやめられないっ!


      by、ナカシマ アヤ

追伸:製図
申し訳ないですが、これだけは今年も同じ
『なんてタイギ〜!!』
(先生ごめんなさい・・・けど諦めず、もがいてます)
PCバンザイっ(笑)       





コメント

Posted by: y氏の班長   [ 2009年12月12日 20:22 ]

がー・・・ごー・・・・。
おおっ、いかん、寝てしまった。
そんな研修おいらには1時間ももたない。
やっぱりプラプラプランナーになる人は違いますな。
あや杉そろそろ2,3m位に成長しとるかね。
誤伐、除伐されんよう、気おつけて。

Posted by: アヤ   [ 2009年12月15日 21:36 ]

普段は現場です!・・・という受講生が多かったので(私も含め)三日目の終日机に向かい、計算機とにらめっこ・・・というのはカナリ大変でした。
『昨日(現場での立木評価・測量など)までは皆、活き活きしてたのになぁ〜』
と、職員の方も苦笑いでした。まぁ、最終的には高く競り落とそうと皆ギラギラしてたように思いましたけど(笑)
あや杉は早生でなく極めて晩生なので、まだまだ下刈りが必要です・・・

Posted by: 神戸のキコリ   [ 2009年12月15日 22:22 ]

年末の追い込みで、落ち着いて書く暇が無いので軽くコメント


来年見ると雪起こしをしていないからこんなに元が曲がっているじゃないかとか、
 あの枝を早いうちに打っていたら6Mの直材が取れたのにとか4Mがとりたいけどあそこに枯れ枝があるから足りないんじゃないかとか、施行の良し悪しや
 この山ならあの辺からあそこをまで道を入れたら採算の取れる搬出間伐が出来そうだ等と


これまでした作業の悪い所とこの先どのような作業を入れたら良いのかが見えてくるんじゃないでしょうか。

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森からの宅配便 西中国山地の山あい広島県廿日市市吉和で林業から木工まで、森林にどっぷりと浸かって抜け出せない毎日を送ってます。

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