危険回避あれこれ
先日のMeeting、ハッチが発表者でした。
テーマは『危険に対する感受性』
緑の雇用ニ年目研修で風倒木研修を終えたカレ。
今一度『現場に潜む危険』を考えてみようと
出してくれたテーマです。
私の思う一番の危険は『自分の思い込み』
この木はこう曲がっているから、あぁ倒れるだろう。
あそこで重なっているから、こっちにはじくだろう。
経験を積む事で徐々に予測する事が出来ます。
ここで肝心なのは『〜だろう。』
ホンの二年足らずの経験なのに、『こうなる。』
と、思い込みで作業を進めてしまう時があります。
複数の可能性でなく、一つの結果に断定してしまう。
こりゃ、危険だなぁ。
『木を疑う前に、自分を疑え。』
重機に乗っていて危険なのは
一つの作業に集中しすぎて、回りが見えなくなる事。
伐倒、集材、造材、運搬・・・全てをハッチと二人でこなす現場。
常にお互いの隙間を見て、補いつつ仕事を進めています。
あれしなきゃ、これしなきゃ・・・
グラップルに慌てて飛び乗る事もあります。
そんな時、動かす前に必ずする事。
声に出して、ハッチの位置・やっている作業を確認する。
『岡田君、よし!』
昨年度の緑の雇用一年目研修。
現場作業、他の研修員とすれ違う際
こんにちは、お疲れさま、と挨拶するように
『ご安全に。』という声掛けがありました。
初めは県の職員の方が積極的にして下さり、
いつしか当たり前に口から出ていました。
短い一言ですが、とてもいい言葉です。
私は毎朝、玄関先で
自分自身に対して言葉に出してから出勤します。
『今日も一日ご安全に。』
by、ナカシマ アヤ
コメント
Posted by: y氏の班長 [ 2009年12月 6日 11:08 ]
ほー2年目程の経験で相手の位置を確認して作業する。
素晴らしい。
自分の2年目は・・・周りの事なんか一切気にも留めず作業してたとおもいます。
伐倒も確かに思い込みを確定情報にして伐っていたし、かかったときも、あまり考えずに、いもぎり・・うわー。なんてことばっかりだったような。
重機も見るとこは、バケットだけ、周りを確認する余裕も自覚も無く、ただただ自分の世界。
いつ頃からかな、周囲確認して、他の作業員の安全や、作業手順に間違いないかとか、見れるようになったのは。
いずれにしても、ずーっと後になってからよ。
それが、あやさんはもう実践しよる。
いい先輩や社長さんのおかげですかね。
Posted by: アヤ [ 2009年12月 8日 20:41 ]
Y 氏の班長さんへ
やはり、2年目二人でチームを組んだ事が大きかったように思います。広い山中、二人なら思い思い仕事しても問題ないだろう・・・と思ったら大間違い!!少人数だからこそ、相手の作業に応じ、フォローに入ったり、先に進めていったり臨機応変に動く必要があるんですよね・・・搬出間伐を始めて、特に痛感します。
まだまだダァ〜〜〜!!!