だいぶ職種は異なりますが、父も現場で働く人です。
かれこれ40年・・・
11月29日。そんな長い歴史(?)に幕を下ろす事となり
最後を見納めようと、母と職場へ押し掛けました。
早朝 4時50分
職場に向かう、バスへ乗り込む父を
母・兄(サプライズ参加!)・私で盛大に見送ります。
若干恥ずかしそう・・・そりゃあんなけ手をふられたらね(笑)
こうやって見送るの、小学生以来かもしれない。
昼 11時20分
イヨイヨ最後の仕事。
いつもは何気なく時間を過ごしているけれど
今日ばかりは違う。
なぜか私がすごく緊張する(恐らく母も・・・)
約一時間半、色んな事を考えた。
40年間・・・『安全』を当たり前としてきた父
それがどんなにスゴイ事だったかが、今なら少し分かる。
家では決まって、TV見ながらソファーでうたた寝してる父
ちぃとは母の手伝いしなよっ!って反発していた時期もあった。
・・・ごめん、オトウサン。
父は毎日、『職場』『社会』と言う戦場で闘っていたんだよね。
全ては『家族』の為に。
男性社会で働く身となって、初めて知ったよ。
・・・有り難う、オトウサン。
あの大きな窓ガラスに、
アナタはどんな世界を見続けて来たのだろう?
父の最後の仕事を告げる、涙声でのアナウンス
客席からの温かい拍手
思わず熱い涙が込み上げる母と私。
あぁ、父は慕われていたんだ。
そして、素晴らしい仲間と仕事を共にしていたんだ。
・・・お疲れさま、オトウサン。
仕事を終え、心底『ホッ』とした笑顔。
2cm程目尻が下がった様に見えるのは気のせいか(笑)
まぁ、まだ完全に終わりじゃないもんね。
後一年、後輩の指導にあたるようです。
やっぱり、やっぱり、父の背中は大きかった。
by、ナカシマ アヤ
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