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森からの宅配便

森林に関わる仕事に就いてもうすぐ20年。日々の泣き笑いをご覧あれ!

« 苗畑日記 その11 | Main | 朝のミス »

ヒトリゴト、フタリゴト

 チームナカシマの搬出間伐現場・・・
皆様の想像通り、苦戦しております(涙)
作業道も同時進行の予定でしたが、なんせ雨続き。
雨の日は絶対作業道におさわり禁止!
もれなく吉和産、こしひかりを植える路面になります。

なので、ハッチと二人で搬出・造材作業。

 まず二人で伐倒
 ある程度進んだら、私はグラップルに乗り搬出・造材
 だいぶ伐倒が進んだら、私が搬出・ハッチが造材

2倍の速度で仕事が進むと思いきや、そうはイカンのですよ。

 一人でダンプ一台。二人でもダンプ一台。

う〜ん・・・オカシイ。
なんで搬出量が同じなんだっ!?
あまりにアタマ抱える私を見かねて、
今日は社長が現場に来て下さいました。
だからと言ってアァせえコォせえ、おっしゃる訳ではありません。
いつも社長がされている
ヒトリシゴトの流れを見せて頂きました。
その流れを崩さないで、いかにフタリシゴトにもってゆくか検証。
どうやら私は " フタリ " にこだわり過ぎていた様です。

 一つの作業をフタリでするのではなく、
 二つの作業をフタリでする。

う〜ん、なるほど。

 私は下から。ハッチは上から
 出会ったところでサヨウナラ。又会う日まで
 ヒトリゴト、時々、フタリゴト

そんな作業イメージです。


 『どうだ?順調に進んどるかね?』
 
夜、F 班長から電話がありました。
毎日悶々とした顔で現場から戻るチームナカシマ(笑)

 『まぁ、始めから上手い具合には進まんけぇ〜
  ぶつかって、ぶつかって、進みんさいねぇ〜』

は〜〜い・・・


      by、ナカシマ アヤ



 

 

コメント

Posted by: y氏の班長   [ 2009年11月15日 10:42 ]

おいらの所でもよくあります。
ひとつの作業を二人でやると、2倍ではなく1/2になるんです。
なぜか、寄るんです。
そうなると、お見合いしたり、一方が終わるのを待ったり(危険だから)して、どうしても、2倍になりません。

それを回避するために、おいらは一方に任せたりします。
あっちに逃げるけーここまでやっといてねーって。
コミュニケーションと経験と技量で、リカバーしてます。・・・多分。

Posted by: アヤ   [ 2009年11月16日 21:53 ]

Y 氏の班長さんへ


うん。結局最後はコミュニケーションですよね。熟練作業員の I さんと F さん。いつも喧嘩ばかりしてますが(それが漫才のような喧嘩なんです)あうん、の呼吸と言いましょうか。お互いの存在と任務を把握し言わずして無駄の無い流れ作業をされる。

『いつになったら、ツーカーになれるかねぇ?ハッチ?』って聞いたら、『まぁ、当分無理です』って真顔で答えられました(笑)  

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森からの宅配便 西中国山地の山あい広島県廿日市市吉和で林業から木工まで、森林にどっぷりと浸かって抜け出せない毎日を送ってます。

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