人がオソロシイ・・・
3月。旧正木班は搬出間伐を行っていました。
一人、伐倒・造材
一人、作業路作設
一人、グラップルで搬出
スムーズに行けば、面白いように仕事が流れるんだろうなぁ。
とイメージは膨らむのですが、現実はナカナカ・・・(苦笑)
4月。引き続き搬出間伐。
深瀬班とチームナカシマの共演。
グラップル2台で、出来立ての作業路を使用し搬出。
オペレーターと造材役の二人一組の作業。
基本的にはこうなのですが、なんせこの悪天候続き。
測量の現場に入れない新正木班がHELPに来てくれました。
ワイヤーを引っ張る者
長さを計る者
造材する者
枝払いする者 etc・・・
本日は私がグラップルのオペレーター。
これだけ人数が居て、役割分担が決まっていれば
作業は早いのかもしれない。
ケド、グラップルの回りにこれだけの人間が居るという状態が
こんなにもオソロシイとは。
まだまだ技術・経験不足の私。
木を引き出す際、材を握るアームの方向がズレ
材が引っかかり弓なりになって・・・
という、あってはならない状態もしばしば。
ついアームの先端に意識が集中しがちですが、
ここが大きな落とし穴!
誰がどこに居て、どの作業をしていて、
次に何をしようとしているのか。
つねに回りの気配を把握している広い視野が不可欠です。
周囲の木を傷付けないようにワイヤーを巻き上げながら
半立ちで後方の安全確認をし、機体をバックさせながら
脇に立つ、正木さんが出す手の指示を確認しながら
どこで材を下ろせば造材がスムーズかを考えながら
周囲の人の動き、立ち位置を盗み見する。
完全にマバタキが止まっています。
頭がフル回転しすぎてショートしたのか
時間が止まってしまったような感覚でした。
重機に一日乗っていると、特有の疲労感があります。
乗りこなせるようになるのかなぁ。
カメレオンみたいに180度見渡せるようになるのかなぁ。
マイ・バックモニターが欲しい。
技術の向上は一日、一日の積み重ねだってわかっちゃいるけど、
はぁ、もどかしい・・・やれやれ
by、ナカシマ アヤ
コメント
Posted by: 神戸のキコリ [ 2009年4月 5日 14:09 ]
チーム中島の中島班長ここで、やっと2008年10月27日に自分で書いた深瀬班長の「とにかくチョロチョロ動き、危なっかしい私を目で追うので
いつもの倍疲れたよ・・・と苦笑い。
」と言われていた意味が理解できましたね。
ベースマシンが小旋回型でなければ走行後は、旋回した時に出ているお尻で立ち木を傷つけない様に周囲の確認を!
以前の写真から見てこのグラッブルヘッドのタイプの作業で死人を出した事故を知っています。
木を弓なりになるまでしならせている時にたまっている力は相当なものです。
周囲にいるのがベテランの人なんで危険回避してくれるでしょうが慎重に作業して下さい。
Posted by: ナカシマ アヤ [ 2009年4月 7日 21:27 ]
神戸のキコリさんへ
正しく!自分が重機に乗る様になって、深瀬班長の気持ちが痛い程分かりました・・・。
『ナカシマ、ハウスっ!!』って叫びたかったに違いない。
周囲にいる作業員の中には、新入社員2名も含まれています。数ヶ月前の私同様、何が・どこが危ないのかをまだ知らない状態。
重機ではホンの少しのミスが重大事故に直結しますものね。気の緩みが大敵です。
慎重に、緊張感を保ち作業にあたります。
Posted by: 神戸のキコリ [ 2009年4月12日 20:25 ]
そこまで気付いているのでしたら
新人さんにも気付いてもらえる様に先輩として気付くきっかけを与えてあげましょうよ。
(正木班長や諸先輩を立てながらですが、経験年数からして気軽に話しやすいでしょうからその方が作業しやすくなりますよ。)
Posted by: ナカシマ アヤ [ 2009年4月13日 21:31 ]
神戸のきこりさんへ
『気付くきっかけを与える』
まさに、今日正木班長と話していた事です。
あぁだ、こうだ手取り足取り全てを教えるのではなく、自分で体験して気付いて(まずは失敗してからでも)学んでゆく事が大切だと思います。
勿論、今後の私にも言える事ですね。