コトリ、コトリと地ごしらえ
この世界に足を踏み入れ、早半年が過ぎました。
まだまだ未経験の業務があります。
その一つ、地ごしらえを今週行いました。
地ごしらえとは?
簡単に言えば、木を植える為の寝床づくりです。
伐採後の林地には木の幹、先端部、枝など障害物だらけです。
もちろん、その隙間から低木、草なども生えています。
まずはそれらの刈り払い作業。
さて、ここからが大変。
長い木はチェーンソーで動かせる大きさに切ります。
それを利用し程よい長さの杭を作り
一直線上に立て、団地づくりをします。
その杭へ均等に幹、枝などを積み重ねて行きます。
大きいモノは手で持ち上げて並べる(投げる?)
小さいモノはカマを使い地面上層部を削り集めて並べる。
やっと土が見えてきました。
ここまでの作業に丸二日間。
まだこれで終わりではありません。
さらに、もう一度刈り払い作業をして
もう一度、カマで上層部を薄くこそぎ落とし
出来るだけ土のみの表面になる様に仕上げてゆきます。
とても地道な作業です。
機械化が進む林業界ですが、この地ごしらえだけは
50年前と変わらず、同じ作業内容ではないでしょうか。
ずっと、下向きの屈み作業。とにかく腰が痛い・・・
20年以上のキャリアを持つ、造林班の元での作業。
皆さん口もよく動きますが、それ以上に手が動く!!
『アイテテテ・・・』
と、体を反り返して顔をしかめているのは
若手3人だけでした(笑)
これから何十年(何百年)動く事なく
この地に根を張るのだから、
出来るだけ良い状態の寝床を提供する義務があります。
人の手にしか出来ない事が嬉しいような、
だけど腰に手をやり苦笑い・・・
by、ナカシマ アヤ
コメント
Posted by: かなめ [ 2008年9月25日 05:40 ]
お彼岸を過ぎたとはいえ、そちらはまだかなり暑いのではないでしょうか。そんな中での重労働お疲れ様です。
おっしゃるとおり、地拵えは本当に地道な作業ですよね。人数の少ない時など、あまりにはかどらなくて泣きたくなります。でも、ここに植えて、草刈をして、やがて幼稚園生くらいに育った林が見られたときには、一貫して自分が関わった山として、きっと愛着の深い場所になりますよ。
おケガのないように。
Posted by: ささ☆ [ 2008年9月25日 12:25 ]
腰は大事よ。
私みたいに電気あてて、コルセットするおばあちゃん人生にならないように・・
労ってあげて下さい。。。
っていうか、もう半年もたったんやねぇ。
よく頑張ってます。ほんと。
Posted by: ナカシマ アヤ [ 2008年9月25日 21:09 ]
朝晩はだいぶ気温が下がってきました。
夏を惜しむかの様に、
ヤブ蚊が大発生しています。
かなめさんの言われる通り
関わる現場、一つ一つに愛着があります。
今切り捨て間伐をしている現場も、
後何年後かは収入間伐。
そして主伐へと進んでゆきます。
そこまで見届ける事が出来る様
ケガなく丈夫な体を築きます(笑)
Posted by: アヤ [ 2008年9月25日 21:17 ]
さみへ
腰が痛くなって、一番に貴方を思ったわ。
その後調子はどうよ?
だんだん寒くなるしギックリシーズン
到来なので、十分気を付けてね。
半年間、アッと言う間だったわ。
私は台風の目なので穏やかに暮らして
ますが、回りの皆様方が暴風域に
巻き込まれ苦労されている事と思います
・・・日々反省(笑)