めぐり逢えたら・・・
アナタの話、度々耳にしていました。
アナタの気配、近くに感じた事もありました。
アナタの爪痕、しっかり木に刻み込まれていました。
いつか、いつかお目にかかるだろうと思っていましたが
こんなに早く、その日が来るだなんて。
ついに、クマが出ました。
出ました、と言うか通り過ぎました。
今期残りの施行地、来年の予定施行地などを
社長、同期の研修生と共に車で見て回っていました。
クネクネ山道を下っていると
突然、黒いモノが視界に飛び込んで来ました。
『クマじゃ!!』
え!?まさか・・・と目を疑いましたが、そのまさかです。
クマは道を横断し、険しい斜面をヒョイヒョイ登って行きます。
車の存在に気付いたのか、時折こちらを振り返りながら。
まだ大人とは言えない、中クマ位の体格です。
こちらは車内に居るもんだから、
サファリパークに居るかの如く、
ついつい愛くるしく思ってしまいました。
まぁ、しかし。
山中で突然ゴッチンしたら・・・やはり恐ろしいでしょう。
午後の休憩時、早速熟練作業員の方に報告しました。
『実際見て、クマがおる事が分かったら安心したじゃろう。』
なんとも妙な言い方ですが、
正しく、私の心境をピタリと言い当てられました。
by、ナカシマ アヤ
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