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森からの宅配便

森林に関わる仕事に就いてもうすぐ20年。日々の泣き笑いをご覧あれ!

2006年11月 9日

修学旅行

ここ数年、神奈川県の中学生が吉和に修学旅行にやってくる。
吉和の中学生との交流を含めて、普段都市部では絶対に出来ない様な事を体験するのです。

例えば、またぎの生活体験、山葵の栽培、斧で木を倒す、畜産体験、、、述べ11課目。
その中に、林業体験の課目も有り、それが私の担当。

今日はその林業体験の文字通り「修学」。
今回林業体験コースを選択したのは12名。
男子6名、女子6名。
これだけの人数を私一人で面倒見切れないので、助っ人を呼んで二人で行いました。

主な内容は、枝打ちとチェンソーを使った間伐。
どちらも、初めて。
と、言うより林業自体が初めてのこども達ばかり。

でも、説明を聞いて現場に入ると楽しそうに頑張ってましたよ。

最初は慣れない手つきでノコを扱っていたけど、あっという間になれて順調順調(^_^)

午後からはチェンソーを使った間伐体験。
午前中、疲れて退屈そうにしてた子も、これには興味津々。
なんせ、チェンソーなんて映画の中でしか見たこと無いでしょうからね。
途中で、ちょっとヒヤッ!とした時も有りましたが、これも無事に終了!

みんなで記念写真を撮って、山を下りていきました。
CIMG1407.JPG

でも、この林業体験。実は林業の仕事を覚えるのが目的では無いんです。
現場を体験することによって、これまで興味の無かった「林業・森林」と言う物に興味を持ってもらうのが狙いなんです。

今の世の中、木材価格の低迷も重なって、林業は産業として認めにくい状況が続いてます。
植林された山は手入れが行き届かずあれ放題。
その実情を知ってもらって、森林を守るには林業という仕事も必要なんだと言うことを認知してもらいたいのです。
今年で4年目になりますが、これからもこう言ったことは続けていきたいですね。

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森からの宅配便 西中国山地の山あい広島県廿日市市吉和で林業から木工まで、森林にどっぷりと浸かって抜け出せない毎日を送ってます。

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