ぼろぼろに朽ちてたウッドデッキ・・・
久しぶりに雨が上がった。
今日は朝からウッドデッキの工事現場。
前の別荘所有者がデッキからフェンスにまでペンキを塗りたくってる。
多分、腐るのを防ぐ為に塗ったんだろうけど、
木材にペンキを塗ると
塗膜によって、木材は呼吸が出来なくなり、
ペンキの剥げたちょっとの隙間から雨水は浸入し、
かといって、中に溜まった水分は出口をふさがれ・・・
ってな具合で、腐れが早くなる。
木材の事を知ってる人なら決してペンキは塗らない。
塗るなら、浸透性の有る塗料。
それでも、厚塗りは御法度。
余分な塗料は乾く前に、拭き取ってやりましょう。
テカテカに光ってるのは、塗膜が出来た証拠。
それを拭き取って、つや消し状態に見えるのが木材にとっては一番快適なのです。
一件、効果が少ない様に見えるけど、それが長持ちさせるコツです。
話を戻して、まずは今日もペンキ剥がしから
剥がすそばから、腐れが現れてくる。
このまま知らん顔して、再度塗装しても良いのだけど
それじゃ、あんまりなので施主さんに電話でお伺いを立てながら、段取りを変更していきます。
結局、当初の予定には無かった2階のベランダのクロスフェンスもすべて交換。
1階のデッキポストも3本交換。
確かにペンキを塗りたくった前の所有者も・・・だけど
ベイマツの無垢材を防腐処理もせずにそのままウッドデッキに使用した業者も業者だ!
でも、最近はガーデニングブームで、安く作ろうとするとどうしても、どこかで手を抜くしかないんですよね。
その結果、寿命が短くなるのはしょうがないのかな?
でも、それで「木はすぐ腐る。」なんて思われるとちょっと残念。
と、そんな事を考えながら仕事をした一日でした。(^_^;)