木材の直販
2006/06/12(月)
前回、「何故皆さんは間伐材を直販しないのでしょう?」で終わったのですが
では、何故?何故?何故?
私が考えるに(いわゆる私見)
1.手間がかかる。
2.売り先が分からない。
3.価格が分からない。
大きく分けるとこの3つじゃ無いでしょうか?
1番の手間がかかる。
これは理由としては分かります。
きちんと仕分けをするにはそれなりの広い土場が必要だし、1本1本の木を正確に分けなくちゃいけない。
市場に持って行くと、全部やってもらえるから楽。
その代わりに手数料という形で代金を支払います。
これは、現場の状況によっては理由としては納得出来ます。
2.売り先が分からない。
これは・・・・・努力不足・・(怒られるだろうな~(^.^;)
市場に持って行かれた木は、どのような木であろうと(木としての状態を失っている物は別として)売れます。
日にちがかかる事は有っても売れます。
値段が折り合えば、誰か買う人が居るのです。
そう!誰か欲しい人が居るんですね。
その人を捜し出して直接交渉する。
その人が買った価格で直接届ける。
そうすると、手数料の2割は私の元に入ります。
一般に言われる所の「営業活動」。
あまたある業界の中で林業業界ほど営業をないがしろにしてきた業界は無いのでは無いでしょうか?
木材価格の高かった時期はそれでも良かったのかも知れないけど(取り分が多かったから)
今の様な木材価格では市場のわずかな手数料すら全体経費から見るとかなりの割合を占めます。
そこで、皆さん「営業」しましょう!
自分の木を「売り込み」に行きましょう!
恥ずかしがってはダメです。
会社の営業マンを見てご覧なさい。
どんなに頑張っても給料は決まってるのに、会社の為に一生懸命頑張ってる。
でも、あなたが頑張ればすべてあなたの物です。
胸を張って、自分の育てた木を売りに歩きましょう!
3.価格が分からない
実はこれが結構大きな要因になってるんです。
自分が育てて来た木。
立木の状態で「この木を一本売ってください。」と聞かれた時にあなたは即座に答えられますか?
林業家はなかなか答えられません。
自分の木の価値を的確に判断している人は少ないのでは無いでしょうか?
市場で売れる価格は分かっていても、それはあくまで伝票上での価格。
伝票上での価格は同じような規格(例えばスギ3m・18cm)でも様々な価格で取引されています。
下は3千円から上は1万8千円くらいまで・・・
木の顔によって価格は違うのです。
「じゃ、どうすりゃいいのよ!」って逆ギレしないでくださいね。(^.^;
次回でお教えいたしましょう!
続く・・・(^_^)v