間伐材の売り方
さてさて、先日は間伐材事について私信を書きましたが
今回は間伐材の販売方法。
間伐材といっても普通の木材です。
中には少し形質の悪い物なんてのも有りますが木としては何ら代わりはありません。
ですから普通の木と同じような流通形態を取っています。
じゃ、普通の木はどう言った流通形態を取っているのでしょうか?
皆さんご存じですか?
普通、山から伐り出された木は、木材市場に搬入されます。
そこで規格ごとに集められた木は、製材業者に買われていきます。
そこで製材され木材問屋→工務店→建築・・・
という風に流れていきます。
その都度、流通経費や利益が加算されていきますので実際に山に残る金額から見るととても高い物についていることでしょう。
私の所もその流れを取っていました。
でも今は直販方式で木材の販売をしています。
直販方式というのは、ご存じの様に流通経路の途中を省く販売方式です。
私は市場を経路から省きました。
直接、製材工場に丸太を搬入してるのです。
メリットとしては
1.価格の安定
製材工場と取り決めの中で価格を決定しているので安定した価格での取引が可能。
季節に寄る価格の変動がない為収入の計画が立てられる。
2.手数料の削減
木材市場もボランティアでは有りませんのでなにがしかの経費を取ります。
今のスギの値段ですと売り上げの約20%を市場の手数料として支払っていました。
それが丸々、削減されるのですから年間を通してみるとこれは大きい。
でもメリットばかりでは有りません。
当然デメリットもあります。
1.仕分け手間がかかる
製材工場では必要とする木は概ね決まっています。
特に大きな工場になれば成る程、原木の規格がシビアになってきます。
それを山側で選別しなくちゃいけない。
慣れれば、それほどでも無いのですが、最初の内はかなり面倒な事でしょう。
2.量がまとまらないと出荷出来ない
市場に搬入する場合には十把一絡げで搬入しても問題ないのですが、
仕分けをして搬入という事になればトラックに積み込める量になるまで山土場で待機ということになります。
時期が悪ければ、虫害などの心配も有りますので気を使います。
では、何故多くの人は直販をしないのでしょう?
それは、また次回・・・(;^_^A