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森に住む・森で過ごす

黒姫の森通信・・・
森からいただく、いただき続ける(^^)・・そして森に住もう!

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陀羅尼助

信州には
腹痛には絶対にこれ!
という
「百草丸(お百草)」と言うのがあります。
キハダ・・この辺りに多い木ですが、この木の黄色い肌の部分を
漢方の黄檗(オウバク)といい
昔から山奥の仕事としてこれをとっていました。
そう言う集落には必ず「お薬師様が」祀られているのも面白い特徴です。
信濃町のお隣、杉野沢の集落にも薬師堂があり、
そこには珍しいキハダで作られた薬師観音様がいらっしゃいます。
昨日まで
大阪に講演で呼ばれて行ってましたが
同じ森林セラピー基地の高野町にも立ち寄りました。
そこには
「陀羅尼助」が。
DVC0013800.jpeg

これも同じ成分の薬です。
山陰まで行くと「練熊(ネリクマ)」と言うのもあります。

最近
御岳百草丸本舗と大学の研究で
これが・・O157やピロリ菌にも効くと言うことがわかったそうです。
すごいことですね・・
昔の人の知恵って!!!

そう言えば
信濃町にも黒姫和漢薬研究所さんの「えんめい茶」
という
延命草(ひきおこし)を使った有名なお茶がありますが
この写真にも
延命草

あります。

高野と信濃
ずっと前から縁があった気がします(^^)




コメント

Posted by: ニチコ   [ 2010年10月28日 23:30 ]

延命草
必要以上に命を延ばす必要はないけれど、
助かる命を救ってもらえるものであれば
すがりたいのが人なのでしょうか。
古くから伝わるものがとてもよいというのは
それだけ昔の人は自然と共に暮らし、
自然を尊んでいたから、
恵みを分けていただいていたのでしょうね。
植物にも命の重さがあり
その命をいただいて生きていることに手を合わせるために
観音様がいてくださるような気がします。

Posted by: 高力一浩(こーりきー) Author Profile Page  [ 2010年10月29日 10:39 ]

ニチコ様

深いコメント・・・
読んでいてつくづくそうだと思いました(^^)
その通りですね!
そう思います。

よく・・図鑑の価格が高いのは
それだけ昔の人の知恵が詰まっているから、
何度も食べて痛い思いをしたり、中には亡くなった方達もいっぱいいたから、
そう言う風にして、月日を重ねてきた知恵袋だから、
なんてお話をしますが

>それだけ昔の人は自然と共に暮らし、
自然を尊んでいたから、
恵みを分けていただいていたのでしょうね。


図鑑があっても
それをとって来て飲んでも・・
尊む心

分けていただくという心
や自然の中で生かされているという気持ちが欠けていれば
いのちを頂くに値しない・・
と言うことですね。

心します。。

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