信濃では・・・そば?
『信濃では 月と佛と おらが蕎麦』 一茶
と詠んだのは
一茶ではないとも言われたりしていますが・・
まっ
そのぐらい昔から宣伝に使われてきたほど
逆に言えば
信州信濃の名物・・というか「うまいもの」と言えば
生蕎麦です。
戸隠そば・更級そばがブランドとして有名ですが
実は
信濃で昔から一番うまい
と言われているのが・・柏原・・一茶の故郷の
「霧下蕎麦」
本当にうまいです。
朝晩の寒暖の差と、黒姫山麓の水と
独特の滋味に満ちた黒土のおかげだと言われています。
特に冷たい水できりっと締めた腰のある蕎麦はたまらない。
でも
実は、本当に体にいいのは
「そばがき」
洗わない分、蕎麦の栄養分・旨味がそのまんま残ります。
ぜひ
一度味わってみて下さいませ・・・
秋蕎麦が出回るのは、紅葉の盛りの毎年10月末頃。
一茶の正統な蕎麦自慢の句は
『蕎麦国の たんを切りつつ 月見哉』
・・たんを切るとは、自慢をすると言うこと。
もっとも、江戸時代は蕎麦どころと自慢することは
米が採れにくいと言っているようなものだったとか・・
その証拠に
『しなの路やそばの白さもぞっとする』
とも詠んでいます。
一茶は雪がどうもあまり好きではなかったようですので・・
もっとも、蕎麦の花は大好きだったようで
『そば時や 月の信濃の 善光寺』
『国がらや 田にも咲かせる そばの花』
また
そばがきのうまさを詠んだ句には
『草のとや 初そばがきを ねだる客』
そう言えば
芭蕉も
『蕎麦はまだ 花でもてなす 山路かな』
と
蕎麦の花を愛でていました・・
蕪村も
戸隠の様子をこう詠んでいます
『鬼すだく 戸隠のふもと そばの花』
私の好きな蕎麦の句は
誰が詠んだか・・
『新蕎麦や 山ともりたる 信濃流 』 (^^)
コメント
Posted by: かなめ [ 2008年9月23日 18:13 ]
まったく通じていないので、乏しい感性でしか反応できませんが、私は信濃流の句が好きですね。ダントツです。
決めました。来月、こーりきーさんのところへおじゃまします。えっ?べつに花よりだんごではありませんよ。
Posted by: こーりきー [ 2008年9月24日 09:27 ]
かなめさん
コメントありがとうございます。
山と盛りたる・・いいですよねぇ・・ハハそれ聞いただけでうれしくなる。
ぜひ
来月、新蕎麦を食べに来て下さいな。
おいしいところご紹介します(^^)
再来月の頭には・・somanbaさん??が
いらっしゃいますよん。お泊まりで。
Posted by: Anonymous [ 2008年9月25日 05:31 ]
ありがとうございます。私の地元にいるセラピーに興味をお持ちの方を連れてうかがいます。あとで予約の連絡をさせていただきます。
ところで、再来月にもおじゃまします。somanbaさんがガイドで、私はバスの運転手です(笑)。どうぞよろしくお願いします。
Posted by: こーりきー [ 2008年9月25日 09:12 ]
あらら
そうでしたか・・
運転手さんは
かなめさんでしたか(^^)
楽しみにしております。。
Posted by: ニチコ [ 2008年9月25日 22:26 ]
一面の蕎麦の花はきれいでしょうね。
蕎麦の花のおもてなしを受けながら通る山路、
そしておいしいそばがきは旅人にとって最高でしょうね!
Posted by: こーりきー [ 2008年9月26日 10:11 ]
山と盛りたる蕎麦・・
蕎麦を必死でこねて打つヒトの心意気がおいしいのでしょうね
同じで
蕎麦ガキも
必死でかき回すからうまいんでしょうね(^^)
それこそ必死。。ハハ
そう言えば字にしたら
蕎麦ガキ
昔、川ガキではらっぱガキで、ガキ大将だった自分の行動と
蕎麦を一生懸命掻いている
自分の姿・・
笑えるほど似ているかも・・ハハハハハ