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森に住む・森で過ごす

黒姫の森通信・・・
森からいただく、いただき続ける(^^)・・そして森に住もう!

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雪崩

栂池高原スキー場内で
大変なことが起きました。
クローズして、ネットまで張ってある
午後から立入禁止にしたゲレンデに
またいでまで入って
雪崩に巻き込まれて二人が亡くなってしまいました。
「合掌」です。
勝手に入ったのですから普通なら自己責任なのですが・・
問題は、大学のスキー研修であり
大学の講師が引率していました。
こうなると全て大学側に責任のある事故ということになります
連れて行かれて亡くなった方には手をあわせるしかありません。
地元の新聞では大きく取り上げられ
業務上過失致死での事情聴取が始まったそうです。

広島の方でも遭難事故。
こちらは雪崩かどうかはわかりませんが
やはり冬山は怖いですね。
2/1にはお隣の妙高でも・・三田原山に山スキーに行っていた人が雪崩に巻き込まれて
ビーコンのおかけで重傷で助かったそうです
人ごとではありません。
ここのところ日々15センチぐらいづつ毎日降っていて
栂池でも1/30辺りから頻繁に
雪崩があったようです。
やはり・・しっかり着雪していない上に降り積もった場合や
急な気温の変化の時は特に気をつけないとです。
肝に銘じたいと思っています。。


ところで「雪崩」
怖くて悪者のイメージばかりですが
実は山にとっては、森にとっては
これも普通の自然現象なのです。
山には・・エッと言うぐらい樹が一本もなくなってしまっているところや
一斉に若い樹が生えているところや
フォークツリーと呼ばれるオオシラビソが生えていたり
する事が良くあります。
これも自然の更新で
昔からずっと続けられてきたのでしょう。
人が手を入れた里山は間伐などして手を入れていくことが大事ですが
自然林は
ずーーっと神秘で
そして
強いものです。

今日も雪が降っていますが
黒姫山8-9合目辺りのフォークツリーに思いをはせながら
除雪に励んでいます。


PIC00016.jpg

コメント

Posted by: きんこちゃん   [ 2008年2月 5日 21:16 ]

「銀色のシーズン」で、ほんの少しですがスキーのイメージが良くなってきているこの時期に「雪崩」のニュースは「山は危ない」という悪い印象を与えてしまったように感じました

自然相手は難しい

Posted by: aya   [ 2008年2月 5日 22:35 ]

まさに栂池にいってた私です。
同じ時間帯、事故にあった斜面より
上部をトラバースしてましたが
雪崩がおきやすいコンディションで
初めて緊張したスキー。

危険と隣り合わせを認識しつつ
これからも山を楽しみたいなと。

Posted by: sakestyle   [ 2008年2月 5日 23:37 ]

 雪崩で折れた所から枝が再生した木のことを"フォークツリー"と言うんですね。


 普段何気なく見ている自然の木々ですが、積雪や寒さなどのなか、しっかりと息づいている事を改めて感じました。


 信濃町の森は、そのぶん不思議な力を秘めているのかもしれません。


 なんだか森をみる目が、少し変わりそうです。

Posted by: かなめ   [ 2008年2月 6日 06:04 ]

楽しいはずのスキーだったのに、若い命が失われてしまった。亡くなった方のこれからあったであろう将来を思うと本当に無念です。そして、これからこのことを背負いつつ生きてゆかなければならない人たちのことも気の毒です。

日頃その怖さを実感する環境に無い人にとって、雪、ましてやスキー場が時には人に死をもたらすということを想像するのは難しいことなのでしょうね。立ち入り禁止柵の先にガケでも見えていれば別なのでしょうが、林道となると実感が無かったのかもしれない。きっと、なだれはどこか遠い世界の出来事でしかないのでしょう。

ある程度の知性があると思われる人でも、こういう場所に簡単に入ってしまう時代…。リスクマネージメントの観点からすると頭の痛い世の中になってきているのでしょうか。

Posted by: こーりきー   [ 2008年2月 7日 17:42 ]

きんこちゃん
まさにその通りなんです
若い子の間で
かなり銀色のシーズンが話題になっていて
スキーしたーーい
という声が多いそうです。
そんなときに
ゲレンデ内での事故。。
しかも若い子が二人もなくなるなんて・・・・
えらいことをしてくれました。。
ひょっとしてスキー界全体の大問題!
そして
立ち直りのきっかけすらも失ってしまったのかも・・・

Posted by: こーりきー   [ 2008年2月 7日 17:46 ]

aya様
その現場のすぐ上に
同じ時刻にいたんですってね。
山スキーは
・・ゲレンデからはずれることは
今回のように守られているところからはずれることは
即座に「死」と
隣り合わせになることです。
ぜひ
知識と
経験をつけて
それまでは今回のようにガイドの方と一緒に!ね。

もっとも
ガイドつきで
八甲田では雪崩にあって
亡くなった方も居ますので
ガイドの質にもご注意を。。

楽しそうなことばかりが「うたい文句」になっているところ

変な乗りのところ

危ないよぉ(^^)

Posted by: こーりきー   [ 2008年2月 7日 17:49 ]

sakestyleさん
お久しぶりです。
そう・・フォークツリー
これは神秘的です>
知らないと
何の樹?
なんで?
って感じですが
その成り立ちや頑張りを知ると
妙に可愛くなります。

自然は奥深いですね。。
今度
黒姫山の8合目
ご一緒しましょ!

Posted by: こーりきー   [ 2008年2月 7日 17:57 ]

かなめ様
コメントありがとうございます。

本当に悲しい
そして
起こってはならないことが起きてしまった感じなんです。
普通は、防護ネットをまたいでまで入りません。
登り返すのがいや・・だとか
ちょっと魔が差したのでしょう。


でも・・
今の世の中
スキー場じゃなくても
ちょっとぼうっと魔が差していると、簡単に死に至りますよね・・・
肝に銘じていないといけないのかも知れませんね。
酒飲んでその辺で寝てしまえば・・長野県では間違いなく死にますもんね。。

基本的に
自己責任では
どこへ行ってもいいと思うのです
人間にはそのぐらいの自由があってもいいと思うのです(^^)
ただ・・
周囲の人間が賠償責任で騒いだりしなければ・・・なんです。
そして
やはり
指導者は・・
絶対に
魔が差しては行けませんし
安全管理こそ
危機管理が出来てこそ
指導者が指導者である
ということだと思っています。
わたしも
いつも指導をするときは気をつけてはいますが
改めて
手綱を締めたいと思っています。

ものすごい教訓でした・・・・
本当に。。

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