事業仕分け
すんごく混乱してますね。短期間でやりきらなきゃいけないから「費用対効果を数字で!」という評価軸にしぼって、ある意味機械的にやっているような印象を受けます。
でも大胆にそうやってしまうことで、良かった点、悪かった点が明確になって軌道修正しやすいような気がします。侃々諤々、多時争論、いいじゃないですか。
私は自分の性分もあって「人間追い込まれないとやらない。でも追い込まれたらやる」という持論の持ち主なので、私たちはこの混乱を乗り切れると信じています。
ただ、こういう混乱期にアノミー的自殺が増えなければいいんだけど...という心配はあります。リーダーが「私たちはこの混乱を乗り切れる」という自信を社会に植え付けることができるかが鍵でしょうね。
2回に分けて40〜50分の電話取材を受けたんですが、50字ちょっとでまとめてあって、読む人によって解釈がわかれるような感じでした。
事業仕分けについては関心はあったものの北海道新聞の記事を流し読みするぐらいで、よくわかっていなかったんですが、
私も多少関わりのある地域の公園整備事業に「里山エリア再生交付金」という事業仕分けで廃止になった予算が使われていて、その予算が廃止になったことに対してどう思いますか?と聞かれ、第一声
「まぁしょうがないんじゃないですか」
と答えました。
真意はこうです。
▼今までのやり方を大きく変えようとみんなで選挙を通じて意思表示したんだから、ばっさり大なたを振るることは必要(個別に細かく見ているような時間はない)
▼その過程で個別の有効な事業が切り捨てられてしまうだろうけど、本当に必要な事業なら別の予算を捻出するなり、何らかの手だては可能なはず
▼下川の事業については、地域にとって必要な事業で、税金の無駄遣いとは思わない
▼でもこの交付金ありきで計画したわけではないので、地域で知恵を絞って別な道を見つける
その後、気になって新聞記事を今までよりちょっと意識して読むようにしてますが、それにしても「大なた」の鉈の種類がイマイチですね。
費用対効果の発想は必要だけど、「数字」だけで評価するというのはあんまり好きじゃないです。
それと、いつも切れ味の良い鉈が原子力関係になると切れ味が鈍るような気がしているのは私だけでしょうか?
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