森のソムリエ
昨日の夜、NHKの「プロフェッショナル」という番組が目に止まり見ていたら、日本一のソムリエの方が、ソムリエを例えてこう言っていました…ソムリエ=森のガイド
森を歩く時、一人でただ歩いているだけでは、豊かな自然をすべて味わい尽くすのは難しい。しかし、ガイドと一緒に森を歩いたらどうだろうか?こずえの陰で鳴く鳥のさえずりや季節の草花の移り変わり、珍しい動物や昆虫など・・・ガイドの案内によって、一人で歩いている時には気付かないような、自然の奥深さを満喫できる。ソムリエも、ワインという奥深い世界を案内するガイドだと、佐藤は言う。客にワインを出す時、佐藤は、産地に出向いて聞いた、作り手の話やその土地の特徴などを言い添え、客を楽しませる。佐藤は言う。「ソムリエの仕事は、ワインを語ることではない。ワインで人を幸せにすることだ」
*http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070619/index.htmlより抜粋
「ソムリエの仕事は、ワインを語ることではない。ワインで人を幸せにすることだ」…これ、森林ガイドの極意と全く同じです。
「森林ガイドの仕事は、森林を語ることではない。森林で人を幸せにすることだ」
先週の土曜日、森林セルフケアのお客様を森案内したとき、最初は定番のコース行って戻ってくるつもりでした。しかし、雨上がりの晴れ渡った空、澄み切った爽やかな空気を歩いているうちに、今日はもっと歩いた方がいいような気がして大回りのコースを提案したところ、お客さんもその方がいいと喜んでくれました。
お客さんの体調・気分、天候、時間帯、森の様子、全てを考慮したうえで随時ベストな森のガイドを提供する、そんな「森のソムリエ」になりたいです。
コメント
Posted by: 近藤裕一 [ 2007年6月22日 22:22 ]
奈須君久しぶり。名古屋もだんだん蒸し暑くなってきて、ぼくのサンダル姿も違和感がなくなってきました。「先日NHKの番組で、ある凄いソムリエの人が、こんな事を言ってたよ!」と連絡しようとしたら、奈須君も観ていたのか!!ソムリエの人の「人の人生もワインと同で、日々、努力を続けていれば、いつか「熟成」になるかもしれない・・・」という言葉にもとても共感しました。お互い何事にも「熟成」できるといいですね。それでは、また。おやすみなさい。
Posted by: ナスケン [ 2007年6月23日 00:12 ]
>サンダル王子どの
ナント!奇遇ですな!サンダルは「熟成」しないと思いますが(笑)、日々努力、あきらめないことが大切だね。