今日は札幌
気候の危機シンポジウム in 札幌「何か変だべ! ~気候の危機を考える~」に参加したんですが、大気中の二酸化炭素の濃度が高まることにより海洋に溶け込む二酸化炭素の量が増え、結果酸性化し、貝類・プランクトンが溶けるかもしれない…なんて初めて耳にする研究報告もあり、ホント危機的ですね、地球。
シンポジウムについて詳しくは→こちらのページをご参照ください。
地球温暖化は、人間の時間ではスローに進んでいるように感じるかも知れませんが、森の時間、地球の時間ではかなりファーストに進行しているので、必ず歪みがいろんなところで生じてきます。
報告者の方の発言で印象に残ったのが「危機感にギャップがある」という一言。
北海道は日本の中では温暖化貢献度が高く、特に冬の各家庭の灯油の消費量。真冬にTシャツでビールという恥ずかしい光景が北海道の風物詩としてCMに使われるようでは…。
温暖化防止に危機感を募らせる一方で、温暖化だけを見ていてはダメだと思っています。
温暖化の個別の対策を考えるより先に、持続可能な社会のための基本原則を知る必要がある…例えばサッカーでブラジルに勝つ対策を考えるより先に、サッカーのルールを知る必要があるのと同じことです。
基本的なルールを知らずに対策を考えれば、ブラジルに勝つために手を使おうという発想が浮かんでくる可能性がある…温暖化を防止するためにバイオエタノールを使おう、そのためには森林を伐り拓いてヤシやサトウキビのプランテーションにしてしまおう…現実にそういう動きになっています。
過去の記事でも紹介しましたが、持続可能な社会のための基本原則については、ナチュラルステップの4つのシステム条件、これが一番シンプルでわかりやすいと思います。