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田舎の仕事作りで地域維新!




山村や農村における若者と元若者が繰り出す起業活動、地域の維新活動をリポートします。

2006年5月14日

萩青年の家 クッキング!ジューC 夏みかん

 今日は、萩青年の家でクッキング!ジューC夏みかんというイベントがありました。このイベントは、萩の特産物「夏みかん」を活用して、親子でジュースやゼリー、マーマレードなどを作って食べて楽しもう!というイベントです。


 こういう特産物を活用して、今後、事業化が図れないか、検討しています。萩の夏みかんは特産物として有名ですが、過疎化・高齢化でもぎ手がおらず、落ちて腐る夏みかんが増えています。そんな地域の「財」を活用し、商品開発をして雇用を創出し、地域に活力を生み出していきたい。


 夏みかんは、オレンジピール状にしたものをおいしいチョコでコーティングしてみたり・・・。ああ、おいしそう!新しい萩のお土産として並ぶ日も遠くないかもしれませんね。

2006年5月11日

企画会議

地域維新グループは、広域連携している。連携のハードルは、「こいつらとやっていきたい」というお互いの信頼関係だ。


さて、具体的には、どのように広域連携するのか。それは、応援しあう仕組みであり、それを具現化するために、私たちは、「企画会議」と「政策会議」を設けた。


企画会議の山根は言う。

「私たちは最近、「経営」することに挑戦しはじめています。旅館、青年の家などの指定管理者、物販、パン屋という、売上やモノ・お客様といった目に見える存在をカウントできる経営ももちろんですが、雇用創出、地域間提携といった地域システム作りも大事な私たちの経営のひとつ。どこかに書いてありそうな言葉の羅列では決して語れない本物の「地域経営」をどう新分野として捉え、開拓し、社会へ見せていくかが私たちの挑戦だろうと感じています。」


そんな山根は、大学の4年生のときに、大阪のインキュベーションセンターMOMOの事務局長を務めた後、現在は島根県温泉津で、女将として吉田屋という旅館の経営を行っている。彼女も25歳。私と一緒だ。


企画会議はNPO法人きららの里代表であり、最近1児の母親になった西山美貴さんを議長に、大阪のインキュベーションセンターMOMO広報部長&カリスマ発明主婦の会代表の児島詩子さん、そして山根多恵の3名。これに、全国のメンバーが必要に応じて加わる。地域限定になりがちだった私たちの活動に、広域でモノを考えていくというスパイスをいれ、育児、食、ものづくり、防犯、国際、教育などのテーマを具体的に掘り下げていくのだ。

2006年5月 9日

地域維新グループのルーツ

地域維新グループはいわば第3ステップである。と、私は勝手に解釈している。


東京に、プレスオールターナティブという会社がある。私の恩師である片岡勝氏が創った会社だ。片岡は、食えるボランティアを目指した。社会や地域の問題解決につながる仕事で自分の食いぶちを稼いで、ボランティアをビジネスのカタチにしていったのだ。それがプレスオールターナティブへと発展した。のだと思う。


そのうち片岡は、山口県で女性のための起業スクールを山口県と協働で開催するようになった。山口県がそのような支援スクールの開催を考えていた折、東京にいる片岡に声がかかったのだ。それは今でも続いていて、そのスクールからは1000人以上の卒業生、200人以上の女性起業家を輩出している。


その後、片岡は大学で講師として授業を持つようになった。私は、片岡が講義を手がけた2つ目の大学、山口大学のベンチャービジネス論の2期生だ。それをきっかけに、私は片岡起業塾へ入った。


片岡が講義を持つのは、3年間。それ以上は意味がないと思っているらしい。彼は種を撒く人なのだ。


地域維新グループは、彼の山大の教え子である金子と私が、互いの会社の特長を活かしてグループ提携したことから発展して発起した。私たちは、同じ活動をする学生たちから見込みのあるヤツに声をかけ、会社を創っていった。今では10以上の法人・団体が結束した信頼関係を強く持つネットワーク型組織になっている。


第1ステップは、片岡が山口県で起業支援事業を起こす段階。(種まき期)
第2ステップは、起こした事業を軌道にのせる段階。(育成期)
第3ステップは、事業が新しく広がっていく段階。(結実期)


この結実期に私はいる。今は、広げる。

2006年5月 7日

地域維新グループ合同研修【その2】

合同研修の2日目は、会議三昧。


【4日】
(1)公共-行政と“協働する”付き合い方を考える
(2)広域連携のプロデュース~企画会議と政策会議で民間から公共を創る~
(3)広域連携グループディスカッション


まずは、チャレンジセンターLet'sきさらづ & NPO法人ブレーメンの星数支援センター理事長 筒井啓介さん(25)とインターネット会議システムを利用して、講義を受ける。彼とも5年の付き合いになる。彼は5年前に木更津市と協働でそごうの跡地にチャレンジセンターを創って、コミュニティビジネスの担い手を支援し続けている。また、昨年からは、千葉県が掲げる新たな地域福祉像である「誰もがありのままにその人らしく地域で暮らすことができる」ことの実現に向けて、既存の介護保険や自立支援法などの公的サービスだけではまかないきれない「あなたに合わせた支援」を星の数ほど県内に創出するための事業を行っている。


地域維新グループでは、指定管理者として3つの県有施設の経営を行っている。新しいスタッフには、民間が行政と協働することについて、勉強してもらった。今までどおりの運営をするなら、私たちが引き受ける必要はない。コスト削減・サービス向上、そんなありきたりの文句ではなく、行政との役割分担を明確にし、地域にいかに貢献するか。これが課題なのだ。

2006年5月 5日

地域維新グループ合同研修【その1】

5月3・4日、地域維新グループのスタッフが、萩青年の家に集まり、合同で宿泊研修を行いました。3日の行程は以下の通り。


【3日】
(1)各地域から下関市のパン屋に集合
(2)美祢市のNPO法人きららの里に移動
(3)萩青年の家に到着
(4)スタッフ自己紹介&感想
(5)野外炊事(焼きそば!)
(6)地域維新グループ組織論


グループとして連携し、人材を流動的に活用し、無駄をなくして最大の効果を発揮するためには、セクショナリティは時として弊害になります。そのセクショナリティを拠点間の競争と研鑽につなげ、相乗効果を発揮しながら成長していくためには、相互理解と共通認識の形成が大きなポイントとなります。そのため、実際に各拠点を目で見、会話を交わし、実感することが大事になります。


また、私たちのグループは複雑系組織であり、横のつながりを大事にします。各セクションが自立し、それぞれの特長を活かしあうのです。上意下達の組織ではない、役割分担の組織です。組織論では、そのような私たちのグループの「組織体制」とその意味についても、しっかり勉強しました。


今回の合宿には、山口の地域維新グループのスタッフだけではなく、広域連携している島根からもスタッフが応援にかけつけ、また、もと内閣官房、現在国交省の若き28歳のお役人が現場から知恵を学んで国策につなげたいとして参加するなど、多様なメンバーが集まりました。


お役人は言っていました。
「霞ヶ関には学ぶことが何もない。あそこにいると、失敗を恐れ、考えない人間になっていく。それじゃダメなんだ。」


立場を超えて。志を同じくするものを、私たちは歓迎します。

2006年5月 3日

食と農のインキュベーションのろNOLO(学生耕作隊)

島根県東出雲町にて、産官学民連携の農業法人「食と農のインキュベーションのろNOLO(運営:NPO法人学生耕作隊)」がスタートしました。


この食と農のインキュベーションのろNOLOでは、農業から展開する新規事業に取り組み、地域の雇用創出、地域活性化を目的としています。産は地元企業・学生耕作隊、官は東出雲町、学は島根大学、民は地元の人々です。


その第一弾として、野呂山地区で休耕地を利用してブルーベリー栽培を展開!3月31日は植樹祭を開催しました。それから食育プロジェクトがはじまり、現在、子どもによる商品開発会議が開催されています。

2006年5月 1日

田舎こそ社会の新システムを創りだす

私たちは、田舎で社会の新システムを創りだすコミュニティビジネスの実践・支援を行っている。


実践としては、山口県下関市でのパン屋、美祢市のNPO法人きららの里、山口市のNPO法人学生耕作隊、NPO法人Pay Forward、NPO法人コミュニティTV、有限責任中間法人やまぐち里山文化研究所(ここは県有施設「21世紀の森施設」を経営)、周防大島町の有限責任中間法人やまぐち青年の家ネット(ここは県有施設「萩青年の家」「大島青年の家」を経営)、宇部市の地域維新ファンド投資事業有限責任組合、などなど、山口県だけでもざっと見てこのくらい行っている。


それぞれの代表はすべて20代。


それが、他県、多地域で展開され、若者ならではのフットワークの軽さ、ネットワークの強さを活かして、新たな動きを生み出している。

profile

田舎の仕事作りで地域維新!地域維新グループ代表。
田舎の起業にこだわる。
平成18年度事業収入は1億6千万円見込。

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