森林景観「森への想い」2010
各地で熱心に山林の手入れを続けてきた林業家の想いがこもった山林・木・景観を写真で紹介します(写真/塚本哲 森林景観カレンダー2010「森への想い」より)
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●写真家・塚本哲の一言
豊かな自然のように見える人工林には計算された先人の林業技術があります。
これこそ日本の林業文化による「世界遺産」だと声を大にして言いたい。
この人工美である森林の美しさを表現するために最もよい時間は夕暮れの前後と日の出前後です。撮影のために宿の夕食、朝食がとれず宿は寝るだけという時もありました。
人工林の中は暗く日の出前ではシャッター時間が10分以上なんてこともよくあります。当然三脚を使いますが、人工林は驚くほど動いています。
風にゆっくりと揺れる樹幹や枝や葉には「止まってくれ」という気持ちと「生きてる」という感動でシャッターをきる毎日です。
<目次>
01_能登のヒノキ(石川県)
02_土佐備長炭の窯(高知県)
03_小さなスギ林(新潟県)
04_伝統の復権を目指して(鳥取県)
05_水づくりの最前線(岐阜県)
06_山へ誘う花菖蒲(島根県)
07_山づくりの軌跡(宮崎県)
08_ミズナラが語る歴史(岩手県)
09_生命線(奈良県)
10_守り抜いたスギ(山形県)
11_四季の花木(山口県)
12_スギを育む広葉樹林(兵庫県)
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