• 山村型起業解説
  • 事業アイディア
  • インタビュー「先人に学ぶ」
  • 農山村の背景情報
  • お役立ち情報・技術
 

トップページ > インタビュー「先人に学ぶ」 > 川村純史さん

インタビュー「先人に学ぶ」

クラフト工房経営工房経営をどうチェックし、経営感覚をどう磨くか

川村純史さん協同組合木星会 代表理事(高知県大川村)

<経営管理の方法>
経営の自己診断資料に

 最も重要な点は、帳簿がしっかり管理されていれば、工房の経営状況の自己診断ができるということです。
 例を挙げてみましょう。

 ある月の売上記録を調べたとき、どうも目標より200万円ほど少ないことが分かったとしましょう。
 それなら、200万円分頑張らなければいけない、と判断できます。ここが大事なのです。「どうも仕事が少ないようだ、もうちょっと頑張ろう」では、いけません。200万円の売上という具体的な目標数値が出せることが重要なのです。
 さらに、効率のいい仕事をとるのか、大口の仕事がいいのか、それとも来月から始まる仕事の準備にとりかかった方が年度末に向けて都合がいいといった、さまざまな営業戦略が立てられるのです。経営的な目標がいつ、どこからでもつかめ、すぐに目標を修正し、新規に立てられるのです。
 すなわち、きちんと整理された帳簿を経営資料として分析することにより、出荷調整や、在庫調整、生産スケジュールが立てられるのです。

▲pagetop