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インタビュー「先人に学ぶ」

クラフト工房経営工房経営をどうチェックし、経営感覚をどう磨くか

川村純史さん協同組合木星会 代表理事(高知県大川村)

<工房の企業形態を考える>
お金の出入りがオープンな企業形態を選んだ理由

 木星会の管理運営体制は、私が代表になり、デザインや営業を担当し、経理は私の妻、そして製作は雇用した職人さんたちに担当してもらっています。すなわち、経営組織を、「営業・管理部門」と「制作部門」とに切り離した形にしたわけです。やはり仕事の性格が違いますから。
 企業形態は、お金の出入りがよりオープンになるという理由から協同組合にしました。山村地域では、お金のことはみんな気にしています。ですからオープンにしないと、仕事がやりづらくなってしまう。都会と違う社会環境であり、共同意識が強いのです。それを乱してはいけません。
 それに地域に雇用の機会を生み出すという点では、従業員に働く意欲が湧く組織作りをしなければ地域から孤立してしまいます。オープンになっていれば、経営状態が苦しくなっても、帳簿を見てもらい、みんなで納得して経営状況を見ることができます。株式会社では不透明な部分が残ります。

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