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2018年04月18日広報コンクール第52回(平成29年度)林業関係広報コンクール審査結果

 第52回林業関係広報コンクールにおいて、広報誌部門では「みどりのトラスト」(公益財団法人 大阪みどりのトラスト協会)が、ホームページ部門では「ひょうご森の倶楽部」(NPO法人 ひょうご森の倶楽部)が最優秀賞(林野庁長官賞)に選ばれました。
 
 
     広報誌部門 最優秀賞            ホームページ部門 最優秀賞
      みどりのトラスト                ひょうご森の倶楽部
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   このコンクールは、一般社団法人全国林業改良普及協会の主催で、林野庁が後援、全国森林組合連合会が協賛して開かれました。
 
「みどりのトラスト」は、取材記事や寄稿も含め記事のバラエティに富んでいる広報誌です。必要な情報が網羅され、読者の興味を引きます。写真、レイアウトも洗練されていること、カレンダーを入れてイベントの予定等も分かりやすくなっていることなどが高く評価されました。

「ひょうご森の倶楽部」は、24人ものメンバーが運営に携わっていて、更新頻度が高く最新情報をアップし続けているホームページです。森のめぐみシリーズ(コラム記事)など機関誌と連動させたコンテンツが充実していること、様々なダウンロードファイルや、情報等が見やすくまとめられて便利なことなどが高く評価されました。
  
 このコンクールは、一般社団法人全国林業改良普及協会の主催で、林野庁が後援、全国森林組合連合会が協賛して開かれました。
 今回の応募総数は広報誌部門が8点、ホームページ部門が15点でした。
 ご応募、誠にありがとうございました。
 

  ■広報誌部門   


広報誌名発行者
最優
秀賞
 みどりのトラスト(公財)大阪みどりのトラスト協会(大阪府)
優秀賞 もりの手紙

 林業滋賀 淡海のもり
 NPO法人 もりメイト倶楽部Hiroshima(広島県)

 滋賀県林業協会
奨励賞 みどりの大和 奈良県林業改良普及協会
 
 ■ホームページ部門
 
ホームページ名
運営者
最優
ひょうご森の倶楽部 NPO法人ひょうご森の倶楽部(兵庫県)
優秀賞

高知県立林業大学校

北信州森林組合のページ

高知県

北信州森林組合(長野県)

奨励賞

林業就業支援ナビ

 林業就業支援サイト「林ナビとちぎ」

全国森林組合連合会 担い手・雇用対策部 雇用支援課
 
(公社)とちぎ環境・みどり推進機構(栃木県)

 

 【講評】 

以下の、審査員からのコメント、アドバイスを生かして、よりよい広報誌・HPづくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。

[広報誌部門]
・ホームページが台頭してきたときに紙媒体の価値が問われましたが、紙媒体は今でも強い訴求力を持ちます。これからも広報誌の特色(地域性、限定性など)を生かし、読者に寄り添った記事づくりをしていただきたいです。
・あまり多くの色を使わずに、本文の書体も2、3種類にして、ルールを決めた上でシンプルに作り込んでいくとよいでしょう。
・本文の縦組み、横組みの混在が多いと読みにくくなります。
・長い文章には小見出しを入れましょう(本文だけの記事があります)。
・行事の報告だけでなく、執筆者の顔が見えるような、読者参加型の要素も必要です。
・「取り組み」、「取組」など、表記がばらばらならにないように統一が必要です。
・チラシや広報誌用の陳列棚は、冊子の上の部分だけが少し見えるように並べられていることが多いので、その部分(タイトルまわり)のデザインが重要です。
 
 
[ホームページ部門]
・スマートフォンからアクセスしてもサイトのフォーマットが崩れない、スマートフォン対応型サイトのシステムを導入するのもよいでしょう。
 ・スマートフォンからアクセスしてもサイトのフォーマットが崩れない、スマートフォン対応型サイトのシステムを導入するのもよいでしょう。(現在、ネットへのアクセスはスマホとPCから半々の割合で、今後はスマホからのアクセスがPCを上回る勢いです)・「ワードプレス」といった無料のホームページ制作ソフトがあり、これを使うと、簡単な操作で見栄え良くレイアウト、デザインができ、自分たちでHPを更新・管理できます。経費を抑えたい場合にも有効です。
・平成28年4月より「障害者差別解消法」が施行されます。障害者の方は紙媒体よりもインターネットを使って情報収集することが多いです。視覚障害のある方が見やすいようにHPでも配慮が求められるようになりました。例えば、視覚障害者の方は、音声読み上げソフトを使ってサイト情報を得るので、ソフトで文字をきちんと読めるような作り方を行います。他には、色彩だけで区別するような情報提供の仕方は避けましょう(例えば、背景色を濃い色の状態で見出しに黄色と白色を使い、黄色は○○を表し、白色は××を表すといった情報提供は避ける)。
・ホームページは、広く一般に開かれた媒体であるため、近年はルール(JIS)が作られています。これに準拠してホームページを作るとよいでしょう。(詳しくは下記)
・トップページで、どのようなサイトなのか、はっきり分かるようにすることが大事です。
・記事ごとに更新日時を表示すること。いつの情報なのか分かることが大切です。
・基本情報は本サイトに置いておいて、フェイスブックやツイッターを併用して最新情報の更新を行うところが増えています。
 
 
[広報誌・ホームページ 両方の媒体を持っている方へ]
・広報誌とホームページのコンテンツを別々に考えるのではなく、双方の記事を共有したり、連携させたりすることで、より質が高まり、発信力も高まっていくでしょう。
・広報誌をホームページで公開して、より多くの人が閲覧できるようにしている応募作品もあります(ホームページがアーカイブとして機能します)
 
 

近年は、サイトの制作・運用等のルールがJIS規格で定められていますので、これに準拠して作られるとよいでしょう。 

 総務省は、JISに基づいた「みんなの公共サイト運用モデル」を定め、公的機関のサイトはこれに準じるように推奨しています。
 冊子として販売されており、内容も多岐にわたります。
 ガイドラインのようなものとしては、以下のサイトが参考になるかもしれません。

●「総務省東海総合通信局 ウェブアクセシビリティ」。ページ下部の「次のページへ」をクリックしていくと、注意すべき具体項目の主なものが解説されています。

●「FUJITSU JIS X 8341-3:2010 達成基準解説」。こちらは、より詳細なものです。達成基準の青字部分をクリックすると具体的な解説が書かれています。

 これらの主たる対象は、国や自治体をはじめとする公的機関サイトですが、社会の流れとしてこのような動きやサイトが増えていることから、他の団体のサイトにおいても、「誰もが使いやすい」ものを目指すに越したことはないでしょう。

 なお、アクセシビリティをチェックするツールもいろいろあり、URLを入力するだけで診断してくれる左記のようなものもあります。

●アクセシビリティ適合度をチェックするサイト「HAREL(ハレル)

 

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